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書店員ミチルの身の上話 最終回 感想 [書店員ミチルの身の上話]

書店員ミチルの身の上話 最終回(第10話)「告白」の感想(あらすじネタバレ含む)です
このドラマは本当に面白いドラマでした
NHK深夜「よる★ドラ」枠のドラマは第1話の「ビターシュガー」から数えてこれで5作目ですが、
間違いなくこのドラマはこの枠の中で最高傑作でした
サスペンス好きな僕にとっては30分ドラマ枠なのが惜しいくらい毎回ワクワクさせられました




この最終回はさすがに30分で何もかも詰め込みすぎましたね
ミチル(戸田恵梨香)と香月憲剛(大森南朋)の出会い、結婚、妊娠
そして竹井(高良健吾)との決着
さらに香月のとんでもない過去・・・
これらを最後の30分で全て流そうとするのはムリがありすぎました
せめてあと1話早くミチルと香月は出会った方が良かったですね
特に結婚に至る経緯はあまりにもはしょりすぎでしょう


30分枠でいろいろ詰め込みすぎたのかミチルの父・継徳(平田満)も、親友の初山(安藤サクラ)も最終回だってのに登場せず終ってしまいました
そういえば大森南朋による香月のナレーションで、ナレーション内でも立石(濱田マリ)のことを「タテブー」と表現したのは笑ってしまいましたが(笑)


それにしても香月の妻殺しはいくら夜だからって良くあんな目立つ場所で誰にも気づかれませんでしたね
出血とかあっただろうし不明になれば先方の両親が捜索願を出すだろうし諸々どうやってごまかしたんだろう
そもそもいくら「自分の中で何かが切れた」からってあんな殺し方するかなぁ
ちょっと残酷すぎる気がする
しかも結局竹井には死体を埋めた場所までバレている
ということは目撃者がいたということ??
それにしても物腰静かに良識人っぽくナレーションしてた人物が実は犯罪者でムショ行きになるとは・・・
寧ろミチルがムショ行きになってそれを待っている夫というスタンスかと思ってたくらいなのに・・・


そしてこのドラマ最大の謎である竹井輝夫という男
一介の大学生がなぜ死体の見つからない処理方法などあれだけ詳しくそして手際良いのか
そして警察でさえわからなかった香月の過去の殺人を調べ挙げたその情報力はどこから得たものか
ミチルを見つけ出したのは「ミチル」という名前をストーカー気味に延々と毎日検索し続けていたのだろうか?
長崎の大学と竹井が通っている大学で何か関係があってたまたま見かけたブログだったのか・・・?


あとはタテブーに関しては殺されたかどうかもはっきりしないですよね
殺されるシーンが全く描かれなかったし
そもそも豊増一樹(新井浩文)と高倉恵利香(寺島咲)も殺されたシーンはあくまでミチルの見た悪夢や妄想オチであり、「現実の出来事」だったのかもはっきりしてないし・・・
だから最後の香月のナレーションでも竹井の犯罪に関しては「久太郎(柄本佑)殺し」のみ伝えていたようだし
他の3人に関しては伝えようがないですもんね
あくまで想像や悪夢の中での話なんだし
高倉が死んだのだけは事実ですがあれも他殺なのか自殺なのか「グレー」なまま
戸田恵梨香と高倉恵利香でややこしいし


それにしても身重のミチルの罪まで一緒に香月は告発したわけだけど、臨月くらいお腹が膨らんでいるミチルに心労を与えてしまうのはどうなんだろう
突然自分が殺人者である事を知らせショックを与え、さらに突然いなくなり、挙句にミチルの犯罪(死体遺棄幇助?)まで警察に突然告発するなんて、身重の体にはとんでもない負担だと思うけど・・・
最後穏やかに教会でお腹をさすりながら「一緒にお父さんを待とうね」とか言ってたけどそんな甘いものだろうか
ミチルの罪状がどの程度のものになるかわからないが・・・
そもそも竹井はあれだけの行動力ある男だからすんなり警察に捕まったりしないと思うんだけど


竹井のミチルに対する思いは何だったんだろうか
「愛」と決め付けるのは簡単だけどそれともちょっと違う気がする・・・
幼い頃のおままごと感覚な恋愛を大人になっても継続したいような雰囲気を感じたんですよね
純粋にミチルを女として愛してるのとは違うような
ここもはっきりしないままで終わってしまいましたね


最後ミチルは教会に2億円(実質1億9500万円)を寄付しましたね
ただあんな置いていき方をしたら神父様?牧師様?は逆に怪しい金じゃないかと受け取れないでしょう
あの教会の雰囲気からするとカトリック系の教会だと思うから神父様ですね
プロテスタント教会なら牧師様でしょうが
右の頬を打たれたら左の頬を差し出しなさいということでしょうか・・・
そもそもこの寄付の意味は?
全ての発端でもあった2億を捨ててスッキリしたかったということなのかな?


ただ2億当選した事があまりストーリー上重要な要素でもなかった感じもしますね
寧ろこんなことになったのは2億当選した事より豊増との不倫や軽はずみなミチルの性格や虚言癖からでしょう
2億があったからミチルは長崎に戻らなかったという考え方もあるんでしょうが、
結局その2億には豊増への手切れ金500万と最初にちょっと衝動買いしたスイーツくらいしか手をつけてなく、
ミチルは店主には嫌がられていたものの書店でバイトして生活費を稼ごうとしていましたからね
寧ろその2億を狙われるとか詐欺に合うとかの展開があったら面白かったんじゃないかなぁと思います
あとは4人が死んだとされているドラマで警察がそれを嗅ぎつけミチルにも嫌疑がかかるとか
久太郎の父親が店の評判を気にして息子の捜索願を出さなかったことがドラマもつまらなくしちまいましたね


全体的に5話位まではピリピリするようなサスペンスムードがあってめちゃくちゃ楽しかったです
しかし後半から人がどんどん死に始めた割に曖昧な謎ばかり残してちょっと面白さが落ちてきた気がしますね
そして先週の石橋蓮司演じる大浦夫婦との交わりは故郷に戻るきっかけとして必要だったのかもだけど、
最終回をあんなに急ぎ足でやっつけ的に終わらせてしまうくらいならあのシーンは必要なかったのでは?
石橋蓮司は大好きな役者さんだけどあの回のストーリーやさらに言えばもっと前の話なども削れる部分はあった
話数の配分がおかしいなと思うドラマが最近は多いですね
前クールのフジテレビ月9ドラマキムタク主演の「PRICELESS〜あるわけねえだろ、んなもん〜」でも感じました
今クールドラマで言えば「おトメさん」の最終回もかなり飛ばし気味でしたね


これって視聴率が良かったらもう1話放送する予定でもっと撮影はされていた部分を、
結局1話カットとなり「圧縮された」最終回になってしまうのかなと考えたこともあります
ただ「PRICELESS」は今クールのどのドラマより平均視聴率も高かったドラマでしたけどね
「おトメ」さんだって決して悪い視聴率じゃなかったし
このような雑な最終回ばかり作ってるとますます視聴者のドラマ離れ・テレビ離れに拍車がかかるのでは?
最終回の終り方次第でそのドラマの全てが決まると言っても過言ではないと思うし
「終り良ければ全て良し」という言葉は真理だと思いますよ
画竜点睛を欠いたドラマが多いなぁと思う


なんでもかんでも「あとは視聴者のご想像にお任せします」で丸投げするのは作り手の姿勢としてどうなのか
思えばこれって作り手側からすればものすごく都合の良いセリフですよね
ただそんなに想像力・感受性・観察眼が豊かな視聴者ばかりでもないし妄想癖はある意味危険な事です
特にこの最終回は「ご想像」の部分がほとんどを占めている気がするし
そりゃ教会でのミチルの表情から何かを悟れと言われれば何か見えてくるものもあるけど・・・
でもそこまで深くドラマ見てる視聴者なんてそんなに多くはいないでしょう
やっぱり伏線は極力拾って片付けてから終わらせることも大事だと僕は思います


とにかくこのドラマであれこれと曖昧にボカしたままで終わってしまいましたね
最高のドラマだったし毎回楽しかったんでこのラストだけは残念
やっぱり30分枠でなく1時間枠で放送すべきドラマでしたね
30分じゃこの重厚なストーリーは消化しきれないですよね
せめて最終回だけでも1時間枠で放送してほしかったもんです


視聴率的には
1話 5.2%
2話 6.5%
3話 5.2%
4話 5.7%
5話 4.9%
6話 5.7%
7話 6.5%
8話 6.9%
9話 6.6%
10話(最終回) 7.4%
と、一度5%を切ってしまったものの、それ以外は常に5%以上の数字を残しましたね
深夜枠としてはまぁまぁだったんではないでしょうか
ただ放送時間がさらに遅いテレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」枠で10%越えの数字を残すドラマとかあるくらいだから、決して高いわけでもないですが、NHKのドラマ枠としては高視聴率の部類じゃないでしょうか


竹井の動向次第じゃ続編だって作れそうですが、原作と違ってくるし数字的にそこまでする可能性も低そうです
でも竹井があっさり捕まらなきゃ富士の樹海(?)のどこに遺体を遺棄したのかもわからないですよね
警察犬を何匹動員してもムリがあるだろうし
せめてあと1話は割いてほしかった最終回でしたね
素晴らしいドラマだっただけに最後だけ残念でした


以上、書店員ミチルの身の上話 最終回(第10話)「告白」の感想(あらすじネタバレ含む)でした
最終回の視聴率は7.4%と最高の数字を記録しました
それだけに・・・ちょっと残念な最終回ではありました


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