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リーガル・ハイ スペシャル 2014 ネタバレ(あらすじと感想) [リーガルハイ2]

リーガル・ハイ スペシャル 2014年度版(視聴率:15.1%) ネタバレ(あらすじと感想)
2014年度版の「リーガル・ハイ」スペシャルドラマは「半沢直樹」の堺雅人と「ハゲタカ」の大森南朋という2000年代を代表する社会派ドラマの主役同士が激突するストーリーになった
さらに今回は昭和から続く社会派ドラマの金字塔である「白い巨塔」のパロディからスタートする展開
過去にこのシリーズは水戸黄門・暴れん坊将軍・金田一(犬上家の一族)・北の国から・金八先生・ロッキー・そして半沢直樹など様々なドラマのパロディを描いてきていますが、今回もこの作品らしい演出です


「白い巨塔ごっこ」及び今回のスペシャル版の舞台は東都総合病院だ
今回のヒロイン・中原さやか(吉瀬美智子)は夫がハイムリック・ルーゴル症候群という全ての臓器を侵す全身性の難病を発症し、この病気の権威である赤目義二(古谷一行)が院長を務めるこの病院に最後の望みを託して入院させていたが、症状は悪化するばかり
TNF(腫瘍壊死因子)抑制効果のある認可前の新薬「Zマブ」の投与が裏目に出て一気に危篤状態になり死亡
それから1年後・・・さやかは病院を訴えたいと「たかり弁護士」の九條和馬(大森南朋)に持ちかける


奇遇にも古美門研介も盲腸で東都総合病院に入院していた
古美門は高そうな個室で手術を怖がり大騒ぎして黛や服部の手を焼かせていたが、
術後はナースの野々宮織紕唖(ホラン千秋)や藤森(コトウロレナ)に甘えまくって個室はキャバクラ状態に
2人に退院後も「プライベート・ナース」として自宅で世話してくれるようせがむ相変わらず女好きな“コミコミ”
そこに九條が病院側を医療過誤だと主張して慰謝料をゆすりにやって来た


黛にナース白衣を着せ自らもドクターコートを来て院内を徘徊して「白い巨塔」ごっこを楽しんでいたコミコミはその場で九條に対抗し、訴えたければいくらでも裁判を起こせと突き放す
九條は有名な「悪徳弁護士K」こと古美門の名前を聞いてビビッてしまい「誠意」を見せてくれればそれでいいと返す
しかし病院側も毅然として1円たりとも払わない姿勢を示し九條の苦情を撃退する


「学会に出席中」と居留守を使って九條と直接対面もしなかった赤目がトボトボと帰る九條を上から高みの見物
赤目は古美門に全幅の信頼を寄せている様子
今回のお礼を看護師長の岡部(霧島れいか)に問われる古美門
古美門は岡部の手を握ってスリスリしながら野々宮と藤森を自宅に派遣する事を求める
たまりません


しかし、赤目が後継者と見込んでいる広瀬(東出昌大)が曇った表情をしている
女性らしく鋭い観察力・洞察力でそれを見逃さなかった黛
これは・・・何かある・・・
やたら小刻みにCMが入るこのスペシャルだが東出昌大の交際者の杏のCMが多い
これも・・・ナニかある・・・


尻尾を巻いて退散した九條はさやかちゃんに鋭い目付きで「いくじなし」的に攻められます
たまりません
「オレはたかりの弁護士だ。こんな大それた裁判手に追えねぇんだよ」と吐き捨てる九條
「敵の弁護士はデカい裁判勝ちまくってる奴(古美門)なんだ」と弱音を吐き諦めるよう進言する九條
「あなただって同じ弁護士でしょ」と突きつけて仕事に戻ってしまうさやか・・・
夫の入院医療費・・・特に「自由診療」となる「Zマブ」の投与で多額の負債をかかえたさやかは昼も夜も働く


古美門の自宅では古美門の退院祝いに服部がシュラスコ料理を振る舞います
相変わらずの食べっぷりを披露する蘭丸
今回は古美門も黛もガッツク
古美門は質素な入院食で飢えていたから久々の「シャバの味」に感嘆する
さらには派遣される「コンパニオン・ナース」の来訪に盛り上がる古美門と蘭丸


やって来るナース2人の想像しながら可愛くエア・キッスを繰り返す古美門
服部が差し出した何者からの手紙にも全く気付かず、代わりに黛が受け取る際に古美門の唇が黛の手にチュッと当たってしまいます
黛は「うわ~」と言いながら古美門の服で手を拭きます
もうLOVE×2ですね


郵便は九條からだった
封筒の中身は古美門が病院で撃退した際に「立ち飲み屋にでも行け」とコケにして渡したくしゃくしゃに丸めた千円札
それと同時に東都総合病院の赤目院長から電話があり病院が医療過誤で訴えられたと報告が入る
古美門はたかり専門の野良犬の分際でケンカを売って来るとは上等だと余裕たっぷりに「裁判のリハビリ」として受けて立つ姿勢を示す


九條はさやかに罵られて興奮したのか発奮して古美門と裁判で闘う覚悟を決めた
自分だけの力では古美門にはかなわないと九條は古美門と因縁たっぷりの三木法律事務所に協力を求める
「医者は医者を守る」・・・世の中のあらゆる医療過誤裁判を見ていても病院側の隠蔽・もみ消しによりほとんど原告は敗訴しているのが現実
ただでさえ原告の勝ち目が薄い医療裁判でしかも古美門相手では完全な「負け戦」と判断し三木は協力拒否


「あんなよれよれスーツ野郎じゃ古美門を引っ張り出す前に負ける。あんな奴を私の部屋に入れるんじゃないよ“大泉”」と自分で通せと言ったくせに井出に責任を押し付けて相変わらずわざと名前も間違えるミキティー
しかし、ハイムリック・ルーゴル症候群などという珍しい難病の知識まで有している上に格闘能力も高い、「女007」こと沢地女史は何か思う所がある妖しげな表情を見せる・・・
この女は本当に優秀すぎて秘書の域をもう超えている・・・


古美門と黛は赤目院長の自宅で行われた出資者へのご機嫌取り豪華絢爛パーティーに招待される
コスプレドレスで登場したガッキーが露骨に浮いてるけど可愛い
赤目院長の妻が戸田恵子に似ていてかなり紛らわしい
赤目の次女の好美(剛力彩芽)が広瀬と結婚すれば東都総合病院の跡取り問題は安泰とほくそ笑む赤目
長女は病院の跡取りになる男を探さずアイスホッケー選手と結婚して幸せな家庭を築いてしまった
「(広瀬)に逃げられないように捕まえておけ」と好美に告げる赤目は娘も「道具」にしか考えてない様子・・・


原告側は2億4千万の賠償金を求めてきたと赤目は破棄してる
瞳の数ですね
「高い金払ってんだ。頼むぞ古美門クン」とドスを効かせる赤目院長
古美門は自分が出るまでもないお超合金ロボ・マユズミで十分だと返します
驕り昂る平家は・・・


最強の女スパイ・沢地君江氏はは九條の身辺調査を依頼していた
真っ暗な三木法律事務所のオフィス内でなぜ字が見えるのかわからないが報告書に目を通してニヤリとほくそ笑み妖しさ全開
古美門側も医療裁判に備えて古美門と黛が準備に入っていた
医学書の山と格闘する黛にブラックジャックを読みふける古美門
何気ないシーンだが文系職でありながら理系の知識を仕入れなければいけない弁護士職の過酷さが描かれる


裁判が始まるが裁判に不慣れな上に慣れ親しんだゆすりたかり先方ではなく正攻法で立ち向かった九條はまるで新人同様の酷さ
なんだかんだで5年の裁判キャリアがあり古美門の元で2年以上揉まれに揉まれまくった上に、六法全書を丸暗記しているという超人的記憶力の持ち主らしく医学知識を一夜漬けでしっかり詰め込んで対応した黛に圧倒され何もできない&「何も言えねぇ・・・」有様
首都高が渋滞する前に帰れるほどあっさり閉廷するほどこの段階では勝負にもならない様子


事務所に戻って服部に対して「予想以上のダメダメ君でしてねぇ。弱い者いじめをしているようで何とも・・・」と九條をコケにしまくる古美門
そこに約束していた「お礼」の「派遣コンパニオンナース」の野々宮織紕唖(オリビア)と藤森がコミコミに会いにきて、コミコミの入院見舞いにも来なかった蘭丸はこんな時だけ忍びのように天井からフッと飛び降りて登場する
なんだかんだで男は生理的かつ本能的に皆ナースには弱い
ご馳走が食える時(古美門家ではいつもだけど)と女絡みの時だけ張り切る忍び・加賀蘭丸


現れたオリビアと藤森はこれ・・・何ていうファッションなんだ?
ゴスロリとも原宿系とも違う・・・昔のシノラー系ファッションとも違うし・・・とにかくそれらを全てゴチャゴチャにかき回して火で炙って3で割ったような奇抜なファッションとギャル系テンションで登場する
人間はギャップに弱い生き物だが、病院内の知的で品のある美しさとは別人のような“ギャップ”にドン引きする古美門と蘭丸


自分だって赤目院長のパーティーでドン引きファッションをしていたのに黛も白い目でそんな2人を見つめる
しかしあのホラン千秋が“コマネチ”までしちゃうなんて・・・イメージ崩れるなぁ(笑)
新垣結衣とホラン千秋は「マイ★ボス マイ★ヒーロー」以来の競演で同学年でもあり再会を楽しみにしてたとか
とりあえずこれでコンパニオンナースのお2人さんはお役御免のクランクアップです
本当にありがとうございました・・・
さようなら


一方で裁判でめちゃくちゃにやられた九條はさやかに「ボクはもうダメだ(>_<)」的に凹みまくって弱い男の姿と哀愁を見せつける
さやかは線路沿いにある暖かな灯りに包まれた小さなカフェレストランを見つめながら「あそこ空き店舗だったの。夫とあそこで小さな店を持ちたいねって話してたの。でも・・・取られちゃった」と寂しそうに話す
「なんでオレなんだ?」と問う九條に「あんたも“寂しそう”だからかな」とつぶやいて「おやすみ」と去るさやか
そんなさやかの姿を見て「たかりはたかりらしく・・・オレのやり方で闘うか」とまた闘志に火が付いた九條


被告側証人尋問が始まる
看護師長の岡部が出廷し質問に答える
古美門は法廷でふんぞり返ってブラックジャックを読みふける
黛はそつなく「Zマブ」の投薬は中原が同意書にサインをした上でのことだと証言させ、
その同意書のコピーも提出する


しかし「オレのヤリ方」である相手の弱みを握ってのたかりゆすり戦術に戻った九條には前回のような弱々しい姿はなかった
攻撃的口調で岡部を質問攻めにして挙句に岡部が赤目院長の六代目の愛人であることを公にした
2人の密会と熱い抱擁の証拠写真を法廷中にバラまいて岡部が「“老人のお世話”がお上手」と表現
その見返りとして異例の若さで看護師長に抜擢されたことまで指摘する


そして赤目はZマブが危険性の高い劇薬(毒薬)だと知ってて投与し、成功すればその実績は世界に及ぶが、死んでしまったら「心不全」ということにしておけばいいとほぼ実験モルモットとして扱った口汚く罵り続ける
「もっともっと金儲けして、一緒に美味いもん食って、毎晩毎晩楽しむ・・・」と暴言を続ける九條
取り乱した岡部は九條をビンタします
ここでついに読んでいたブラックジャックを置いて古美門が初めてこの裁判の表舞台に登場する
逆に言えば九條はついに古美門を引っ張り出した


古美門は「患者が死んでしまえば実績も上げるもへったくれもない。理論崩壊している」と指摘し、岡部に対する謝罪と散らかしたゴミ(ばらまいた写真の回収)を九條に対して請求する
従わなければ審議の続行を拒否し、名誉棄損で提訴すると脅す古美門
九條は素直に従って写真を回収するが傍聴席にいた記者の1人にだけその写真を戻しアイコンタクトで何かサインを送る


岡部に謝罪する九條
古美門に対して「なにぶん裁判には不慣れなもので」と告げる九條
古美門は「上等だのら犬」と言い放ち思い切りケンカ腰
「あんたもだろ」と返す九條
例の記者が急いで傍聴席から出て行くのを見届ける古美門


沢木が裁判の経過を三木に報告する
秘密裏に九條の手伝いをしたいと申し出る沢木
「ヤりたそうだな」と三木
「最近退屈なもので」と沢木
「好きにしろ」と三木
「ぞくぞくしますわ」と沢木


例の記者が動いた結果が出た
週刊誌が東都総合病院の医療過誤疑惑と赤目院長の爛れた私生活や金と権力を貪る大悪党じみた書き方で特集記事を組んで世の中に公表してしまった
さらに例の記者含む数人の記者が病院にまで押しかけて院長に取材を求めてくる
相変わらず面倒事は広瀬に対応させ自分は矢面に立たない汚いトップらしいやり方の赤目院長
このスクープで病院は大きなイメージダウン


九條は風俗街の中にある薄汚れた雑居ビルの中にある事務所に戻る
ポストの中には「ぞくぞくしている」沢地女史のキスマーク入りの封筒が入っていた
中身は何を意味するかわからない大量の人物リストだけが入っていた


何かを掴んだのかそれらを証人申請する九條
その承認申請リストを見て「手を貸している人がいるということですかな」とさすがの洞察力の服部
蘭丸の調べでも皆事件との関連性が全く出てこない人物ばかり
古美門はこのリストの人物たちの共通点が赤目院長に恨みを抱いているということを見抜く
服部は「医学論争を放棄して赤目院長の個人攻撃(イメージダウン)に徹するということですかな」とさすがの洞察力を示す


リストにある人物たちの証人尋問が始まる
想像通り赤目の事を悪く言う証人たちばかり
しかしそれらは全て身から出たサビ・自業自得・叩けば埃が出る人物ばかり
古美門は蘭丸の諜報活動から得た情報でリストの人物のアキレス腱を全て調べ上げていた
それを指摘して全ての証人の証言を信憑性を潰してしまい単なる逆恨みであることを示してしまう古美門
その相変わらずの強引過ぎるやり方に抵抗感を禁じ得ない黛は逆にブラックジャックを法廷で読みふける


閉廷後、九條の挑発に乗るな・同じ土俵に立ってどうすると古美門に進言する黛
古美門は黛をピノコ呼ばわりして「売られたケンカを買わないと世間は負けたとみなすんだよ」と語る
そして黛に「アッチョンブリケ」をさせて去って行ってしまう古美門
ガッキーがモノマネするピノコがそっくり(笑)
あのまんまるな目とか(笑)


蘭丸は看護師として病院に潜伏して情報を模索する
「遅咲きのヒマワリ」でも看護師役をしていてその時を思い出させるKAT-TUN田口
同じく病院内に女医として潜伏してスパイ活動をしている沢地女史を発見する
「産業スパイ」だらけの病院だ
蘭丸と沢地さんは1部で見せたような肉弾戦によるアクションシーンを展開する


そこに古美門と黛がやって来る
古美門は沢地女史とお医者さんごっこを楽しもうとするが黛の剛腕で片腕で首根っこを掴まれて持ち上げられ身体の自由を奪われる
黛は沢地にこんなことはもうやめようと提案するがこれは九條が望んだ事だと言って取り合わない
いずれ三木も出てくると言い残して去る沢地


古美門は九條ははなから勝訴を得る事を狙っていないと指摘する
ひたすら病院のイメージダウンを推進し、判決に至る前に病院から和解・示談金を勝ち取る事を狙っていると
これまでもゆすりたかり脅迫で裁判になる前に相手に折れさせ慰謝料を巻き上げてきたチンピラ弁護士だ
ある意味九條のフィールドに既に落ち込んでしまっている状態
「もう場外乱闘で奴を殴り倒すしかない」と言い放つ古美門


さらに証人尋問で「Zマブ」を開発した製薬会社の変態みたいな研究者・所慎平(夕輝壽太)が満面の笑みで学会の研究資金として数千万円の金を赤目に渡しているとあっさり口にしてしまう
「学者バカ」と言うのかこんな難病の薬の研究を担当している頭脳の持ち主でありながら、頭の悪さがにじみ出るような所の方言で東都総合病院は「裏金」を受け取って、見返りとして危険な新薬を投与したと世間に受け取られてしまった
挙句に赤目院長はしつこく群がるマスコミの1人を杖で殴ってしまう醜態を全国ネットで流されてしまう


これで完全に「悪者」にされた東都総合病院
古美門に何で裏金じゃなく研究資金だと反論しなかったと問う赤目
古美門は反論はしたものの世間は正論より「醜いスキャンダル」を好む体質で言っても無駄だったと返答
今や赤目は金と権力を振りかざす悪の帝王と世間では見なされていて、悪の帝王が受け取った金は正当な研究資金であっても世間は「裏金」と見なしてしまうと古美門は指摘します


「何か手を考えろ」と要求する赤目
古美門は赤目に軽い心筋梗塞を起こす薬を飲んで心労がたたって倒れるか、孫が泣いているところを放送すれば世論もいくぶん変わるなど主張するが、変なとこで男気溢れる赤目は「そんなこざかしいことできるか」と一蹴


これまでずっと苦悩に満ちていた表情を示していた広瀬が「もう限界ですよ。和解するべきだ」と提案する
病院にはどこもかしこもマスコミが押しかけ、抗議の電話が鳴りっぱなし、逃げ出す患者も続出していて正常な病院運営ができない上に、患者や遺族が原告団を作り訴訟を次々起こされたら背後に巨大組織がない民間病院などすぐに潰れてしまう
和解・示談交渉で原告側にこれ以上のネガティブキャンペーンを止めてもらうよう要求するしかない状況
まさに九條の戦略通りの展開になって来た


しかしプライドの塊である赤目は「ここまでコケにされた私の名誉はどうなる」と広瀬に反論
広瀬は妻も家を出て良美は外出できなくなり不眠症になり、2人の孫は学校でいじめられている赤目家の現状を告げるが「そんなものはどうでもいいことだ」と吐き捨てる赤目
「あなたの家族のことですよ?どれだけご自分の名誉が大事なんですか」と激昂する広瀬
「広瀬、キサマ誰に向かって口を聞いていると」と迫力満点のドスを利かせる古谷一行
「自分の将来(を失う事)を考えろ」とストレートに脅しをかける赤目


「なんとかしろ古美門」と赤目
古美門は醜いスキャンダルを蹴散らす事ができるのはただ1つ・・・「もっと醜いスキャンダル」だと赤目に告げる


九條はさやかをアパートの前まで送っていく
「勝負どころだ。君も傷を負うことになると思う」と九條
「覚悟はできてる・・・。“お茶でも”と言ってあげられなくてごめんなさい」とさやか
「そんなのはいい」と九條
「おやすみなさい」と言って部屋に入るさやか
それを見つめる九條はやはりさやかを愛しているんだろう・・・


いよいよ原告のさやかが証言台に立つことになった
赤目は「Zマブ」投与の同意書を読む際に心筋梗塞の危険性をしっかり説明せず、この胡散臭さ全開の新薬のプラス面(うまくいった場合の)ばかり強調しただけだったと証言
溺れかかってる人間に浮き輪を投げれば誰でもすがりつくのと同様に、追い詰められた患者にプラス面ばかり強調すればどんな薬にもすがりつくだろう
これほど簡単な「営業」はない


あげくに赤目は「中原」を「中島」と間違えて呼んでいた
夫を死亡させた上に名前まで間違えた上にさっさとベッドを開けてくれと言い放って去って行った赤目
さらに九條はさやかが夫と小さなレストランを開くのが夢だったことも証言させ、
その夢も壊されただけでなく、高額な医療費の支払いのために昼も夜も働き詰めだと語り「同情票」も得る
九條もかなりやり手である


古美門は「もっと醜いスキャンダル」を作り出す
さやかが過去に交際相手から慰謝料をふんだくりまくってきた過去を暴く
なんか今年の夏にセクハラヤジ問題で話題になった都議さんが同じようにいろいろ暴かれてましたね・・・
さらに九條とさやかが部屋の前で話している写真までバラまいて夫が死んでまだ1年なのに担当弁護士とデキているかのように演出する
九條とさやかの関係性ははっきりしないがこの話の後でこの写真じゃ世間は当然さやかを「悪」と見なす


九條は古美門に掴みかかり乱闘寸前に
法廷内は騒然となり形成は一気に逆転した
これで世間の憎悪の矛先は赤目から九條とさやかの「たかりカップル」に向けられた
あとは担当医の広瀬が落ち度はなかったと法廷で主張すれば勝利は確定的だと古美門
しかし広瀬の表情はやはり冴えず苦悩に満ち満ちている


夢遊病者のように放心状態で院内をほっつき歩く広瀬
受付に呼び止められキスマークだけで差出人の表記もない極めて怪しい封書を渡される
そんな怪しい封書普通そのまま渡すもんなのか?
大抵は受付で検閲してシュレッダー行きだと思うけど・・・
中身は沢地女史からの九條の経歴詳細の調査報告書だった


さやかの勤め先にもマスコミが押しかける
マスコミに囲まれるさやかを助ける九條
そこに井出が運転した黒のボックスワゴンがマスコミを轢き殺す寸前の勢いで飛び込んでくる
第一シリーズから続く中で初めてとも言える井出の活躍シーン
2人はマスコミの大群から脱出できた


車内ではハンズフリー通話で三木と繋がっていた
「君のようなハングリーさはうちの弁護士にはない」と九條を評価する三木
「だけどもう弾がない」といかにも「ハゲタカ」チックな表現で返す大森南朋
「手弾がない時の武器は敵の弾だ」と指摘する三木
すぐに広瀬の事に気づく九條に「あの男(広瀬)は良心の呵責に苦しんでいる。何がなんでも落せ」と煽る三木


古美門もそのことは当然わかっていた
自宅で豪華なタラバガニ一杯丸ごと+寿司という相変わらず豪華絢爛な食事を蘭丸と楽しみながら九條を広瀬に絶対に近づけさせないよう指令を出す
それを聞いていた黛は抑えきれない正義感がうずいてまたも古美門のやり方に対する抵抗感がモロに顔に出る
「こんなのおかしいです!真実を明らかにするべきです!プンプン!」と黛のモノマネをしながら「・・・などと言うとんちんかんな朝ドラヒロインはとっくに卒業したはずだよね」と指摘する古美門をガン無視して帰ってしまう黛


翌日、引きこもってふさぎ込んでた好美と遊園地デートを楽しむ広瀬
あの船がブランコみたいに行ったり来たりする乗り物何て言うのかわからないけどそれに乗ろうとせがむ好美に「あんなのムリムリ。1人でどっか勝手にしろ」的にギブアップをする広瀬にすごく共感
あれは確かにキツい
オレもダメなんだわ~あれ
そもそも遊園地デートの経験が極めて乏しいんであれが何て名前なのかもうすぐ34歳になるオッサンなのに未だにわからない・・・


そんなわけで剛力が1人で乗るということに
遊園地の絶叫マシン系って女性の方が男性よりGが心地よいレベルに緩和されるから女性の方が好きで男の方がダメってパターン多いみたいね
剛力見ててなんとなく納得しちまった・・・
とにかくこれで広瀬は1人になり接触には最大のチャンス到来・・・と


九條は遊園地に来ていた
さっそく広瀬に向かって歩を進めるがそこをヒーローショーのスーツアクターに紛れ込んでいた蘭丸が静止
しかしさらに黛も来ていて今度は黛が蘭丸を静止して九條に広瀬と交渉するよう進める
騒ぎに気付いた広瀬は自分から話を聞くと持ち掛ける
しかし九條は「やめたよ」と引き下がろうとする


広瀬は沢地女史から送られた九條の過去の全てを記した身辺調査書で知った九條の過去を語る
九條もかつては大手事務所で働いていてボスの娘と結婚して将来を約束されたエリート弁護士だった
しかし事務所の不正を許せず告発して全てを失った
妻は父ではなく九條についてきたがどん底の生活で体を壊して若くして亡くなった・・・
そして九條もやさぐれたゆすりたかり弁護士に堕ちてしまった・・・


「正義を貫くってのは気持ちいいもんだよ。例え貧乏だろうが自分に酔っていられる・・・正義だの信念だのそんなものは所詮自己満足だ・・・真実なんてくその役にも立たねぇよ」と吐き捨てて去る九條
その言葉を受けて広瀬も「黛先生、赤目院長は私の師であり義理の父親になる方だ。裏切ることはできない。彼女(好美)を不幸にすることも・・・(できない)」と古美門が望むべく方向性にベクトルが向かった発言をする
蘭丸は帰宅してそのことを伝えて「これで広瀬はもう大丈夫」と古美門を安心させる
「ウチのポンコツ(黛)より(広瀬は)大人だったということだな」と遠回しに黛の造反行為を突く古美門


ついに広瀬が証人台に立った
古美門は広瀬に「担当医として信念を持ち新薬が有効だと判断し、患者にリスクを説明し承諾も得た。何1つ隠し事もない。そうですよね?」と「YES」の質問を露骨に待つ
しかし前日赤目を守る意思を示していた広瀬だったがまた表情が曇り答えが出ない
それは前日好美が「私もあなたと一緒に闘う。すべてを失っても誰に嫌われてもかまわない。本当の事を話すべきよ。それがあなたという医者でしょ」と言われていたからだ


好美への愛情の為に赤目を守ろうと考えていた広瀬だが、その好美が「真実を話して。あなたにどこまでもついていくわ」的な事を言われてまた考えが揺れてしまった
九條も広瀬や好美の将来や幸せを壊したくないから敢えて手を引いた
広瀬が「医療過誤はなかった」と宣言すればもう「決まり」の状況だ
それでも黛並みに正義感の強い広瀬はその強すぎる良心の呵責にまた悩んでしまった


傍聴席で見ている好美と目を合わせ広瀬は決意を決める
「新薬に大変危険な副作用があることを当時(1年前)のあなたは知る由もなかった」という古美門の質問についに「いいえ」と答える広瀬
古美門はすかさず「質問を変えます。亡くなった原因が新薬であると断定する事はできませんよね?」と方向転換した質問で前の質問に「いいえ」と答えられた不味さを打ち消そうとする


「断定できませんが、その可能性が高いと思います」とついに担当医自らの口から医療過誤を認める発言が出てしまった
完全に不味い状況になり古美門は「質問を追えます」と打ち切ってしまうがそれを無視して広瀬は「私は新薬の危険性を知っていました。当時既に海外では死亡例が出ているという情報があり、院長とも話し合いを・・・」とまで言ったところで古美門が強引に質問を打ち切ってしまった


九條はすかさず広瀬を攻める
完全に手を引いたわけでもないし愛するさやかの為にも2億4千万を勝ち取りたい
「ここまでやれたんだから十分」なんて自己満足に過ぎないんだ
九條は赤目もその危険性を知っていたのかという核心をいきなり突く
しかし広瀬は赤目の責任だけは言及せずあくまで「担当医は私です。私の責任において処方しました」と自分だけが罪を被る(と、言っても病院の信頼はガタ落ちだけど)方向に転換した様子


「責任は私(のみ)にあります」という姿勢を一貫して崩さない広瀬
しかし九條は「なぜ赤目が新薬の使用にこだわったのか、製薬会社から多額の裏金を受け取っていたからだ、ここでしか受けられない治療なら患者はこぞってやってくる、治療費は言い値だ。どんなに高額だろうが命が助かるなら払う。こんなに美味い商売はない。だから新薬にこだわったんだよ!そうだろうが!!」と激昂する
広瀬は言葉を失ってしまう・・・


九條に遺族へ言いたいことはありますかと問われた広瀬
病院の会議室に大きく掛けられていた「医は仁術なり」(医療とは患者に寄り添い、いつくしみ思いやって採算度外視で対応するものである)という慣用句が座右の銘だったが、いつしかその心(患者や家族の心に寄り添うこと)を忘れてしまっていたと反省の弁を述べる広瀬
そして広瀬はさやかに向かって「申し訳ありませんでした」と謝意を述べ深々と頭をさげる


赤目は怒って自宅で山のように積まれたいかんも冷めきったパサパサの不味そうなフライドチキンを貪り食う
ストレス解消には暴食が一番という「医者の不養生」を地で行くような赤目
「医は仁術なり」という慣用句はもう目に入りもしないんだろう
「私は絶対に負けんぞ」と以前戦闘意欲旺盛な赤目
古美門も「院長が本人尋問でしっかり話せば十分逆転は可能。できれば心労で倒れて無理を押して出廷するという演出があればより効果的だ」ととことん「情」に訴える戦術を推奨する


「だからそれはやらんと言ってるだろ」と小賢しいマネはあくまで嫌いだと言い切る変なところで男らしい院長
そして古美門や黛にもフライドチキンを貪り食う事を進める
めちゃくちゃ体に悪いストレス解消法だ・・・


翌日広瀬は病院の役員理事会に呼び出される
愛変わらず背後の壁には「医は仁術なり」という壁掛けの額縁が目立つ
もう赤目の真っ赤に充血した目にはその言葉は入らないだろうに・・・
広瀬は「承諾してほしい事がある」と提案される
職もポストも失う覚悟をしている様子の広瀬


それは何か明かされず続いて赤目院長が愛人の岡部付き添いで役員理事会に呼ばれる
なんと赤目を院長から更迭して広瀬が新しい院長になるという達しが告げられる
役員会全員一致で決まったとのこと
裁判も終わらせ和解に持ち込む方針も決まる
既に新しい弁護士とも交渉を開始しているとのこと
「そいつの入れ知恵か」と吐き捨てる赤目


その「新しい弁護士」こそ三木だった
三木法律事務所に怒りの“半沢フェイス”で乗り込む古美門と黛
「受付を通してください」と立ちふさがって邪魔する井出を指先一つでダウンさせる古美門“研志郎”
「下手すりゃ業務上過失致死だぞ。オレが手を回して丸く収めてやったんだ」と得意気な三木
「私たちは2億4千万払うことに決めました。これで裁判は終わりです」と広瀬
「和解交渉の最中なんで席を外してください」と九條


古美門はまだ赤目の本人尋問が残っていると最後まで争う意思を崩さず
三木は「みんながみんなお前みたいに争う事が好きなわけじゃないんだ」と古美門を諭す
「和解に賛同してくれるなら一緒にやりましょう」と古美門に問いかける広瀬
しかし古美門はマジモードの凛々しい最高にカッコいい顔になり「断る。我々は赤目院長に雇われた。最後まで彼とともに戦う」と最高にカッコいいセリフを放って去る
ついにマジになった古美門の熱い心をクサリでつないでも今は無駄です


古美門は赤目院長個人に雇いなおしてもらい病院を不当人事で訴えて裁判をやり直す考えを示す
その頃赤目は妻に出て行かれカップラーメンやコンビニ弁当等インスタント食品まみれの生活を送っていた
どこまで体に悪い食生活が好きなんだ・・・
そしてどこかに手紙を送る
そして膨大なデータ資料の山と格闘し何かのレポートを作成していた


しかし突然心臓の発作が発症して倒れてしまう赤目
だからあんな暴飲暴食するからこんなことに・・・
金持ちなのに戸締りもロクにしていない不用心な赤目だがそのおかげでやって来た古美門と黛が勝手に不法侵入して倒れている赤目を発見した
倒れた赤目にやっと倒れる芝居をしてくれたと笑う古美門だが、すぐに「立ってくれなきゃ困るんだ!委員長!」と激昂する古美門


病院に運び込まれた赤目院長
以前から心臓に疾患を抱えていたとのこと
そんな症状なのに医師ともあろうものがフライドチキンを山積みにして貪り食ったりするんだろうか普通
回復する見込みは絶望的な状況
最後の望みが絶たれ古美門に初の敗訴の文字が現実味を帯びる


赤目が倒れたことを知らされた九條
「最後の望みが絶たれたってわけだ。終戦だな」と不謹慎にも喜ぶ三木
九條はなぜかガッカリした様子
古美門と最後までやり合いたかったのかな
カッコいい


古美門は絶望してしまい朝起きてすぐにまた「もう寝る」とフォークを握ったまま2Fの寝室に戻ってしまった
黛は真実が明らかになった以上もう終わりでいいと諦めモード
しかし服部は「それは広瀬先生の真実ですよね?患者の命を救いたくない医者なんているんでしょうか?あの方(赤目)の真実はまだ明らかになっていない。そう思いましたので」とさすがに毎回毎回重要な道しるべを指し示してくれる


黛は赤目の真実がまだ明らかになってないと判断し赤目の自宅に急行する
赤目の邸宅に不法侵入して赤目が倒れる直前までまとめていたレポートに目を通す黛
まるで刑事ドラマの証拠探しのシーンみたいな雰囲気だ
黛はそのレポートを広瀬に見せてそのデータは新薬のものであり、赤目の最後のメッセージだと語る
「広瀬先生、あなたはご自身の信念に基づいた証言をしました。赤目院長にも信念に基づいた証言をさせる場を与えるべきではありませんか」と提案する黛


黛はフテ寝していた古美門を叩き起こし医学書の山の前に座らせる
「さぁ、お勉強の時間です」と初めて古美門にブラックジャック以外の医学知識を学ばせることに
一方で三木の事務所でも新院長の広瀬の独断で顧問弁護士を解雇され裁判は続行すると通告された
理事会は全員反対しているが広瀬のトップ権限で押し切られたことらしい
三木は広瀬を解任させて和解に持っていくという手もあるとつぶやく


しかし九條は「いや、いい。最後まで闘いたい、古美門研介と」と三木の提案を拒絶
やっぱり九條は古美門との対決を望んでいたのである
半沢直樹VS鷲津政彦(ハゲタカ)の最終決戦がこの「リーガル・ハイ」で見られる幸せ
両作品を愛しているだけに興奮度MAX
愛で鼓動早くなる・・・


いよいよ赤目の本人尋問の日がやって来る
赤目が倒れる直前まで今日の尋問の為にまとめていた資料を提示することで、赤目の本人尋問の代わりとしたいと古美門が提案
当然九條も真っ向からそれを認める
ポーカーフェイスで立ち向かう古美門・・・
オレの鼓動早くなる・・・


赤目がまとめていた新薬投与された国内外468人の結果データが古美門から明かされる
効果があったケースは35%で死亡したケースは1.3%
心筋梗塞を起こすリスクは確かにあったがその確率はわずか1.3%だったのである
既に認可されているザフトスマブやグライフスマブよりはるかに小さいリスクであるということ
逆に治癒率35%という数字は極めて大きい数値であると古美門は証言する


古美門は「この薬は他の薬と比べて特別危険ということもない、これまでにない素晴らしい薬」であると主張する
赤目院長は決して偽ったわけでも騙したわけでもなくデータに基づく事実を述べたという「真実」を古美門は展開し、赤目前院長に落ち度は何1つありませんと述べて古美門は言葉を結ぶ


九條はその意見を「くだらない」と吐き捨て、「データでしか見ていない」と主張して赤目は医師失格だと喚き散らしやたら感情的にまくしたて、そこに論理性は全くない
とにかく感情論一辺倒で古美門に対抗する九條
「病人の悪口は言いたくないが敢えて言う・・・最低の医者だ」と赤目を叩きまくる九條
全く論理性を欠いた主張であり、説得力が・・・まるでない
youはshockってやつである・・・


古美門は「医は仁術なり」という観点から見れば赤目は最低の医師だと認める
しかし赤目の書斎は膨大な資料の山で研究を常に続けていたことを指摘し、「医は科学である」と古美門は勝手に言葉を作って赤目を擁護する
そして赤目自身家族や自分自身を犠牲にしても医学の進歩に身を捧げていた事も明かす
患者だけを医学の進歩のために利用していたわけじゃないと


ここで広瀬のケータイに連絡が入る
赤目が息を引き取ったという知らせだった・・・
そのことを法廷中に知らせる黛
「赤目義二は極めて優れた医師だった」と言葉を結ぶ古美門
小さく頷く広瀬


「何が科学だ!科学なら人を殺してもいいのか?」と再び取り乱して喚き散らす九條
「残された人間の悲しみはどうなる?彼女(さやか)がどんな思いでこれまで生きてきたと思ってる!」と続ける
「死んだことに意味があるんだよ。死は希望だ」と古美門まで飛躍した主張をおっぱじめる
「ふざっけんな!」と激昂する九條
「その1つ1つの死が医療を進歩させてきた。現代医療はその死屍累々の屍の上に成り立っている」とちょっと説得力が出てきた古美門


「誰しも医学の進歩の為には犠牲になっても仕方ないと思っている。その恩恵を受けたいから。しかしそれが自分や家族であるとわかった途端にこう言うんだ。“話が違う”と。誰が悪いんだ誰を吊し上げればいいんだ誰を訴えればいいんだ!」と、古美門は今度はさやかの方に向かって「教えてやるよ。訴えたいなら科学を訴えろ!ご主人を救えなかったのは現代の科学だ!」とついに古美門もトップギアに入りました
さやかは涙を流します


「そんなことできるわけないだろう」と噛みつく九條
「だったらせめて狂気の世界に生きる者の邪魔をするな!」と一喝して黙らせる古美門
「もちろん世間には本当に悪質な医療過誤がある。それは断じて断罪されなければならない。しかし、この裁判に関しては医療過誤ではない」と言い切った古美門
九條は完全に意気消沈して観念した表情


九條が消沈したことで古美門もクールダウンして落ち着きを取り戻しながら「余談ながら、おそらく赤目医師の遺体は今頃研究機関に運び込まれバラバラに切り刻まれていることでしょう。彼は自分の死後、その遺体を臓器移植と研究献体に提供する契約をしていたからです」と赤目自らその肉体を“科学”の進歩のために捧げたことを明かします
「科学は死に意味があるんです。死こそ希望です」と言う言葉で古美門ワールドの弁論は終了
最終的には昨年のスペシャル版の「空気」と同じくらい説得力がありましたね


裁判長は九條に他に質問はあるかと問う
そのまま「ありません」と返すかと思われたが意外と往生際が悪く「詭弁だ!科学なんて言葉に惑わされちゃいけない。問題は、人間1人1人の命の重さだ。かけがえのなさだ。赤目医師はそれを軽んじていたんだ。だから今回の悲劇が起きたんだ」とさらに取り乱して泣き叫びます
「九條和馬先生・・・赤目義二を吊し上げた所で、あなたの奥さんの弔いにはならない。我々にできることはせめて、今ある命を慈しむことです。1日1日が奇跡だったと知る事です」と古美門は九條を優しく諭します


この法廷での対決シーンは綺麗なまでのコントラストが印象的でした
極めて西洋合理主義的で論理的に語っていく古美門に対し、
主観主義・人道主義的な感情論で半ば取り乱しながらまくしたてる九條
対照的なキャラクターの2人が激突するこのようなシーンはこの「リーガル・ハイ」シリーズではあまりなかったかもしれません
最後は「主役特権」と言うよりは感情論に走りすぎた九條の自滅もあり古美門が押し切った形となりました


実際、九條の主張にも共感した視聴者は多いだろうし、科学と人情のどちらが大事なのかなど答えの出るテーマではないと思う
「医は忍術なり」という言葉通りの対応を九條やさやかは求めた
そもそも世の中のすべての事象が科学では説明・解決できないとする考え方もある
かと言って人情・人権論に傾倒しすぎてしまえば文化・社会の発展や成長もなくなってしまう
これはあらゆる分野で発生しうる難しいテーマでもあった


そしていよいよ判決へ
原告の請求を棄却し、訴訟費用は原告の負担とする・・・被告側の勝利
古美門研介の不敗伝説はまだまだ継続となった


閉廷後、法廷を去る九條とさやかを呼び止めて改めて頭を下げる広瀬と好美
さやかも「私は夫の復習がしたかっただけなんです。お父様の事、お悔やみ申し上げます」と好美に告げ、広瀬にも「夫の死で難病治療が大きく進歩することを願っています」と告げる


古美門は九條に「思ったよりいいリハビリになったよ~アッチョンブリケ!」とコケにした態度で語り掛けます
しかし九條は温和な笑みで「やっぱりあんたらすごいよ。オレなんかとモノが違う」と素直に降参
黛は「そんなことありませんよ。九條先生も今後は依頼が殺到すると思いますよ。また法廷でお会いしましょうね」と告げる
「もうたくさんだよ。オレはたかりの弁護士だ。またたかりに行くよ」と言い残して去っていく九條
最後の往生際の悪さはちょっとクドかったが去り際はやっぱりカッコいいしこれは大森南朋にしか出せない魅力


「また1人手ごわい敵が出現してしまいましたね」と黛
「ただの野良犬だろ」と言って九條と逆方向に歩き出す古美門
しかし九條もそして古美門も嬉しさと充実感を得た良い笑顔だった
決して憎み合うわけでもない
ある意味古美門は「良きライバル」の出現を歓迎しているかのようにも見えた


さやかのアパートの前
「すまなかったな」と九條
「ううん。感謝してる。一緒に闘ってくれて」とさやか
「こっちこそ感謝してるよ、オレを選んでくれて」九條
「じゃあな」と去る九條
「元気で」と返すさやか


しかしさやかの住むボロアパートのドアノブがトゲ立っていて、さやかは指を切ってしまう
すると戻って来た九條が「今度はいくらブン取ろうか?」と問う
ついにさやかは九條に対して「お茶入れる」と返して九條を中に入れる・・・


・・・これどーゆーこと?
ここでさやかにも恋愛感情が芽生えたってこと?
「今度は」って表現をそのまま捉えるならこれまでもこの2人はグルになって慰謝料ブン取り行為をしていたホントに「たかりカップル」ということになる
しかしこれまでの九條とさやかの会話を見ていると以前から知り合いだったとは思えないような表現もあり、どっちとも判断つかない微妙なところ


「結局どっちなんだ?」で終わるのはこの「リーガル・ハイ」シリーズじゃお馴染みのパターンなんで今更深く考えても仕方ないけど
少なくとも九條とさやかはこれで結ばれる・・・のかな


赤目の墓前を弔う広瀬と好美
広瀬は自分に院長なんて務まらないと弱音を吐く
好美は一通の手紙を広瀬に渡す
それは赤目が倒れる直前にポストに投函していた封書だった
それが最後の最後で出てきたか・・・


中身は「好美へ、私が彼を最も高く評価している点、私と正反対の医師だからだ。広瀬君を支えて頑張りなさい」と記されていた
赤目は赤目で口では散々悪く言っていたが広瀬の事「医は仁術なり」を実践している良医だと認めていたのだ
広瀬は涙があふれてくるが必死にこらえる
思えば法廷でも広瀬は古美門の演説に泣きそうになっていたが必死にこらえていた
泣いてもいいんだよ?


三木は「全く、拍子抜けもいいとこだったなあのたかり野郎」と裁判続行を望んでおきながら最後は若干見苦しく取り乱して敗訴した九條を辛辣に批判する
しかし沢地君江女史は「私は素晴らしい闘いだったと思いますよ。素敵だったし、セクシーで」と九條が結構好みのタイプだったことを示唆する発言をする
「何がセクシーだ」と吐き捨ててミキティは九條のモノマネをして「最後まで・・・闘いたい・・・古美門研介と・・・」のセリフを言い放ってちょっと面白かった


そしてそんな茶番劇に背を向けて黙々と何やらお勉強中の井出に対して「二度とあんなたかり野郎この部屋に入れるんじゃねーぞ!いいな与那城」とまたわざと名前を間違える三木
しかし井出は「はい」と間違えた名前を素直に受け入れる
「“井出です”って言わないと」と沢地さんに言われても「もう何でもいいです」とテンションの引くい井出
「言えや!」と目を血走らせてドスを利かしてまで言ってほしくて仕方ない三木
しぶしぶ立ち上がって深呼吸して「い」と言った瞬間に画面は古美門邸に切り替わる


井出はちょっと今回自立意識が芽生えたか?
珍しく活躍の場面も描かれて井出の成長物語が始まったような感じではあるのかな?(゚-゚)


裁判の勝利を祝って乾杯するチーム古美門の4人
相変わらずガツガツガッつく蘭丸に「今回は大して働いていないのだから戻せ」とコケにします
確かに今回はいつもほど目立つ大仕事(裏工作)はなかったけど赤目に恨みを抱く人物たちのアキレス腱を全て調べたのは蘭丸だろうし、その調査は膨大な時間とエネルギーが必要だったと思うけどね・・・
最後は古美門がハマったのか「アッチョンブリケ」をまたやって盲腸の再発を予感させ倒れて唐突に終了

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思えば投薬の中止か続行かで揉めて、結果的に死なせてしまった・・・というストーリーはこの「リーガル・ハイ」の主幹テーマでもある古美門VS三木の確執になったハムスターの「沙織」の一件と少し被ってますよね
だから古美門も三木もなんだかんだでマジだったのかな


九條和馬は割と良いキャラだったかもしれません
なんとなく再登場を期待したいかな
あのいかにも難攻不落で何考えてるかわからない女・沢地君江氏を惚れさせかけたんだからすごい
あーゆーセクシーで粗野でそれでいて熱いタイプがお好きなのね
冷めたハートじゃ愛せやしない


でも沢地さんは服部さんのこともお好きだったみたいだけど
服部さんは2部の第6話で登場した北条愛子(鈴木保奈美)のハートもちゃっかり掴んでいた
そりゃあんだけ何でもできて、その上で本質を見抜く洞察力も並はずれているんだからモテるよね
シブいし
演じる里見浩太朗さんの魅力全開って感じかな


昨年のスペシャル版で登場した勅使河原勲(北大路欣也)も一回こっきりで終わらせてしまうのはもったいない
まして堺雅人と北大路欣也と言えば半沢直樹コンビでもあるから話題性もあるし
昨年のスペシャル版はまだ「半沢前」でしたからね


気になる「リーガル・ハイ 第三部」の行方ですが、まず気になる視聴率は15.1%
15%を超えれば合格ラインとされている現在では十分な数字でしょう
昨年のスペシャル版は「半沢前」とは言え13.5%ですからだいぶ上がりました


そもそも主演の堺雅人自体は「ずっとやりたい」と言ってるほどこの作品には愛着があるようです
しかし2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」に堺雅人は主演が決定しています
来年中頃から2016年にかけてはほぼ大河の撮影一本になるでしょう
そう考えると「半沢直樹 第2部」含めあるとすれば2017年以降になってしまうのか・・・?
それとも強行日程で来年前半に撮影してしまうのか・・・?


「半沢直樹」の続編はもう堺雅人を諦めて西島秀俊にキャストを変更してスタートするという話も見ましたがまだ憶測の域を出ていないような感じですし、仮にそうしてもあまりにも強烈な前者のイメージの前じゃ苦戦は必至でしょう
西島秀俊は「ストロベリーナイト」以降の菊田役が素晴らしかったし、それでで人気がブレイクしましたけど、一度定着したイメージを打破するのは並大抵のことではないでしょうから
でも西島秀俊と「半沢直樹」で内藤部長を演じた吉田鋼太郎が最近CMで共演してるのが何となく意味深・・・


リーガル・ハイ3も半沢直樹もそして大河の「真田丸」まで抱え、堺雅人の重圧も並大抵のものじゃないと想像できます
逆に言えば今、最も求められている演者であり、この閉塞感漂う2010年代にて最大のスターに登りつつある存在なんじゃないかなと思えてきます
シリアスとコミカルのギャップとその切り替えの早さ、スイッチが入った時のあの鋭い眼光と最後に見せた笑顔
今の堺雅人・・・その存在感と輝きに対抗できる役者さんは本当に限られるのではないでしょうか


今回も楽しいストーリーでした
やっぱ「リーガル・ハイ」はいいなと再認識しました
アッチョンブリケ


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