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上流階級 感想 [上流階級〜富久丸百貨店外商部〜]

上流階級〜富久丸百貨店外商部〜(視聴率11.4%) 感想(あらすじネタバレ含む)
フジテレビの「赤と黒のゲキジョー」枠で放送された新春らしく豪華な2時間ドラマ
竹内結子と斎藤工という組み合わせがかなりハマってて想像以上に素晴らしいドラマでした
斉藤工の上半身をやたらと露出させるまるで「昼顔」ファンを意識したような演出も鼻につかず、
しかも斉藤工がゲイであるという衝撃の設定とキスシーンがまるで「夜顔」とでも言いたくなるようなドラマでした


竹内結子演じる鮫島静緒という女性
年齢は彼女の実年齢の35歳かと思われるが「アラフォー」という表現があるから37歳くらいか
とにかくバイタリティ溢れる女性で、いかにも竹内結子が演じるにふさわしいキャラクター
主人公にありがちな特殊な才能や能力があるわけでもないが、
負けん気の強さや折れない心など、これまで彼女がいろんなドラマで演じてきた主人公を思わせるような要素が感じられるキャラクターである


そんな鮫島は神戸の老舗百貨店でケーキ売りのアルバイトからのし上がって外商部営業二課(大口個人客向けの営業部)に配属された
1つ300円のケーキを売る仕事から1つ300万円のダイアモンドを売る仕事になったのである
ダイヤモンドは永遠に
Diamonds Are Forever


しかし外商はまだまだ男社会
鮫島は唯一の女性という状況
しかも常務の紅蔵栄一(桂文枝)の愛人でその「枕営業」でのし上がったと思われているようで、
車内では白い目で見られている存在
そして月間1500万円の売上という厳しいノルマを課せられている営業部でもあり、鮫島は配属以降一度もノルマを達成できていない状況


斉藤工演じる桝家修平は同じ営業二課に配属されている京都の名家のボンボンで、イケメン
そのルックスを生かしてホスト的商法で金持ちのマダムを次々落して毎月ノルマにあっさり到達している
そしてホモ
ただ金持ちのボンボンならではのツテやそのルックスだけに頼って成績を挙げてるわけでもなく、
取引のある個人客1人1人の詳細なデータベースを実ファイル化して、商品の勉強も日々怠っていない、「見えないところで努力する」タイプでもある


鮫島はやり手のバイヤーである神野久臣(田中哲司)という夫がいる既婚者だが、
その久臣から離婚を切り出される
お互い仕事が第一であることが理由であり、
家庭に入ってほしい久臣と仕事を続けたい(口にまではしてないが)という鮫島の意識のズレが原因
結局正式に離婚をしたのかははっきりしてないが、ほぼ離婚は決定的な様子


そしてその鮫島と桝家が神戸の高級住宅で奇妙な同棲生活を送ることになるといういかにも女子萌え感たっぷりな展開(笑)
でもこの設定はおもしろいかも
そしてゲイでありガチホモでもあり葉鳥士朗(草刈正雄)に完全に惚れちまっていて、それでいて別の男との激しいキスシーンを展開した桝家だけど、どうも鮫島には「単なる同僚」以上の意識を抱いているフシもあり、もしかしたらアブノーマルな世界から抜け出して健全な恋愛に発展するかも・・・?な雰囲気もある


正直このドラマは連続ドラマ化したらかなり面白いと思える
「ストロベリーナイト」以降ハマり役に恵まれていない竹内結子の新たなハマ利益になりそうだし、
竹内結子と斎藤工という組み合わせがかなりハマっていて、
2人の同棲生活や恋(斉藤はゲイの設定だけど)の行方など女子ウケする要素も多い
昨今のフジテレビは低迷が続いてるみたいだけどこのドラマは連続ドラマ化したらヒットするかも?
もしやるなら斉藤工が旬のうちに連ドラ化しないとダメだろうけどね


思えばあの「ストロベリーナイト」だって最初は単発の2時間ドラマから連続ドラマ版・映画版と発展してヒットしたわけで、同じストロベリーナイトの脚本を担当した黒岩勉や渡辺いっけいなども関わっているわけだし・・・
それに主人公の鮫島はストロベリーナイトの姫川玲子とキャラ被る部分もあるな
あそこまで重くシリアスでもないけど「女」を捨てても出世を取るところとか、男社会に女性が1人の状況でも上司にも噛みついて引かないとこや、セクハラやパワハラに心が折れないところとかいろいろ似てる
今回、セクハラやビンタをされた渡辺いっけいにあのドラマでもめちゃくちゃパワハラ受けまくってますよ(笑)


思えば鮫島は年齢を考えれば出産のことも考えなきゃいけない年齢なのに躊躇なく仕事を選んでいる
夫の久臣から「東京に来てほしい(家庭に入ってほしい)」と求められたということは出産の事も示唆してだろう
まして鮫島は完全な「仕事人間」で結婚記念日さえ忘れてしまっていた状況だ
久臣との待ち合わせでも狙ったかのように仕事絡みで抜けられない状況が発生して必ず遅れてやってくる
寝てる時にほっぺにチューをしたくらいで心の隙間は埋まらない・・・
そりゃチューしてほしいけどさ・・・


今この国は女性の社会進出を強く推進している
でもそれは夫婦共働きで夫婦どちらからも税金を取り立てて税収を増やしながら、子供もたくさん産んで少子化改善をしたいというかなり無謀な一挙両得を狙っている結果であり、その難しさが描かれもした気がする
まして鮫島や姫川玲子みたいに仕事に全精力をつぎ込んでしまう「スーパーウーマン」なら尚更である
「夫婦共働きで子沢山」という政府が理想とするモデル世帯が増えるのは現状ではかなり実現困難に思える
保育所や託児所の増設ばかり言われてるがそれが実現しても少子化が改善するとも思えず


子供の心を健全に育むにはやはり肉親が常にそばで見守って愛情を与えながら育てることが必要であり、
幼少期に親から満足な愛情を受けずに育った人間はグレてしまったり屈折してしまったりすることが多いと聞く
保育所や託児所に依存すればいいというものでもない気がする


ヨーロッパの女性は子供をたくさん産みながら仕事もこなしているということだが、
日本の女性とヨーロッパの女性はやはり違うと思う
性格的なものや積極性、そもそも人種すら黄色人種と白人で大きな違いがある


日本ではやはり夫か妻どちらかが家庭に入らないと子供の愛情をはぐくむ子育ての充実→少子化の改善は難しいのではないかと感じさせられる
鮫島や姫川のように女性が社会や男社会に進出してきている以上、今後は男性側が「主夫」として家事育児を担当する覚悟も求められる
とにかくこのドラマは夫婦共働き世帯の出産及び子育て問題にも発展できる内容だった気がする
神戸と東京で離れているという状況がレアケースではあるけれど・・・ってそれ以前に離婚しちゃったけどさ


神戸の美しい街並みや、庶民にはなかなか見えない富裕層(上流階級)の暮らしぶりなど見ているだけで楽しいものがあった
不況に増税と世知辛いこんな時代だからこそ、こんな華やかなドラマでセレブかつリッチな気持ちになるのも良いんじゃないかとも思えるし
何か社会的な要素も絡めたらかなり面白いドラマになると思う


まして今年は阪神淡路大震災から20年の節目でもある
震災から見事に復旧した美しい神戸を描く意義も大きいのではないだろうか
改めて震災の犠牲になった方々への哀悼を捧げる意味でも


そして神戸や芦屋の高級住宅地に住むセレブ達も面白い人選だった
実際に神戸出身の浅野ゆう子や高畑淳子や森口瑤子
最初のうち森口瑤子を羽田美智子だと完全に思い込んで見てしまっていた・・・
似すぎだろこの2人・・・
しかも年齢もほぼ一緒じゃないのか?


そういえば浅野ゆう子の豪邸で「お金持ちの家は見てるだけでも楽しい」と言った事が引き金で担当を外されるシーンがあったが、あれはさすがにオレでもありえない発言だろと思った
鮫島が「お金持ち」って言った瞬間にこっちが冷や冷やしたくらいだしあんなこと普通言わないでしょ(笑)
お客様に向かって「お金持ち」呼ばわりなんて・・・
そりゃ担当外されるわ
同じ営業の世界に身を置いている人間としてはありえないセリフだなと思ってしまいました


とにかく新春の2時間スペシャルということでゲストもめっちゃ豪華で金かかってるドラマ(笑)
連続ドラマ化したらさすがに今回のキャスト全て出すのは難しいだろうけど・・・
そういえば美谷珠理(松雪泰子)はどこぞの金持ちの愛人とのことだけど、
愛人をマンションに囲って生活させているというのは良く聞く話だけど、
あんな豪邸でしかも金も使い放題で囲ってるとかどんだけ金持ちなんだろうとその相手が誰なのか気になる


それにしても今夜の松雪泰子は恐ろしいほど美しかった・・・
この女優さんをここまで美しいと思ったのは初めてじゃないだろうか・・・
今夜が山田


そういえば斉藤工と「ダークスーツ」で同期の親友役で出演していた水橋研二がこのドラマでもまた同僚として出演していて結構セリフもあるポジションで起用されてもいた
このドラマの制作陣は「ダークスーツ」を見ていたのか水橋研二と斎藤工の会話こそなかったけど、隣に立たせたり、一緒に歩かせたりと意識したカップリング演出をしていたようにも思える
「カップリング」とか言うと桝家のゲイ設定があるから変な方向になりそうだけど・・・


ただ、直属の上司である邑智崇(竹中直人)がちょっと中途半端だったかな
鮫島の味方をしたいのか厄介払いしたいのか立ち位置が曖昧
最終的には鮫島寄りという感じになったけど、途中明らかに鮫島を忌々しく思ってるようなシーンもあったし
せっかく竹中直人ほどのキャスティングをしているんだからもう少しこのキャラにも見せ場を作っても良かったような気がする


それと葉鳥が鮫島に目をかけている理由の説得力がちょっと弱いかな・・・
18年前にケーキの恩があったってくらいで責任も重大な外商の営業二課に引き上げるとか強引過ぎる気が
その後の鮫島の活躍ぶりを見ているシーンなども描いていればまだ説得力があったんだけど・・・
それにしても18年前の回想シーンってことで女子高生がルーズソックスはいてるとか演出が細かい(笑)
18年前の鮫島が全然竹内結子に似ていないのは仕方ないか
ストロベリーナイトでも高校時代の竹内結子を演じた岡本あずさも全く似てなかったから仕方ないね(笑)


連続ドラマ化されたら桂文枝師匠や浅野ゆう子の出演はさすがに難しいかな
そういえば倍賞美津子も出ていたんだよね今回
すごい豪華なキャスティングだった・・・
ただ浅野ゆう子との関係があれだけで終わるのもドラマっぽくない気がするけど・・・
そもそも連続ドラマ化されるかどうかなんてわからないけどさ
でも竹内結子×斉藤工の組み合わせはかなりいいと思う


それにしても同じ営業の世界にいる人間として、不況の影響もあり個人営業のシビアさはしみじみ痛感している(法人営業だって決してラクじゃないけど)立場から見ると、セレブの人間というものはあんなあからさまな売り込みでも素直に応じてガンガン買ってくれるものなのかとちょっと営業が安易に見えてしまったのもどうかと思えた
高畑淳子は手ごわかったように言えたけど、結局は期待しているのが見え見えであれは単なる「ツンデレ」みたいなもんだったし、本当に営業困難な相手はそもそも話すら聞いてくれないしケーキだって「とりあえず持って来てみて」なんて言ってもくれず即「三行半(京都風の古い言い回し)」を突きつけられて終わりなのが現実


鮫島が苦労していたのはどっちかと言うと電飾の手配や仮面ライダー(ちなみにあのライダーは架空のライダーです。局もTBSじゃないし)の変身ベルト探しなどで、寧ろ「営業」に関しては順調だったと言えるし、
もう少し営業面でも苦戦する描写などもあったら面白かったと思うけど2時間でそんなにあれこれ詰め込むのは無理だろうしあれくらいが妥当なんだろう
とにかく「セレブ相手の営業はチョロい」という印象を大いに受けてしまった
「お金持ちの家」発言とかもサラッと言えてしまうのもそうだし


とにかくこれは大いに連続ドラマ化を期待したいドラマでした
とくに豪華邸宅での竹内結子と斎藤工の共同生活の様子だけでも描いて面白そうな画になると思う
キッチンがあちこちにあるセレブな邸宅である
きんぴらも作り放題だ
このシチュエーションは面白い


桝家がゲイの道から足を洗って鮫島に惹かれていくような展開とか女性が好みそうな展開に話がいくらでも膨らませられそうな設定ができあがってもいる
その他にも震災復興20年や夫婦共働き問題などいろいろなテーマやメッセージ性に繋げられる要素も多いし、これだけの「素材」を生かさないで今回こっきりで終わらせるのはもったいないと思うけどなぁ
キャストがめちゃくちゃ豪華だったのもあるけど、とにかく本当に本当に素晴らしいドラマでしたよフジテレビさん


気になる視聴率は11.4%でした
この数字を局側でどう判断するのか・・・
でもこのキャストと設定ならまだまだ伸びる余地あると思うんだけどなぁ~


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