So-net無料ブログ作成
ウロボロス〜この愛こそ、正義。 ブログトップ
前の1件 | -

ウロボロス 最終回 感想 [ウロボロス〜この愛こそ、正義。]

ウロボロス 最終回 感想(あらすじネタバレ含む)
原作はまだ続いている
だから当然原作とは違う結末
そもそも5話くらいから原作とかなり異なってきた
これは「ウロボロス」のパラレルワールドだったんだと考えた方が良いかもしれない


結末はバッドエンド
イクオ(生田斗真)も竜哉(小栗旬)も死んで終わるというストーリー
最後のシーンは号泣ものだった・・・


イクオも竜哉も何度も打たれたり瀕死になるほどボコボコにされてきても死ななかったのに
7話のラストから8話にかけてのイクオの不死身ぶりはもう人間の域を超えていた
今回だってまほろばに戻らずすぐ病院行けば助かったんじゃなかったんだろうか・・・
でも竜哉はもちろん、イクオも事が終わったら自殺するつもりでいた気がする
美月(上野樹里)が復讐を果たしたらどうするのか聞いても答えなかったイクオ
ずっと一緒にいると美月が言ってもその気持ちにも応えなかったイクオ


これまで多くの殺人に手を染めてしまったイクオと竜哉は「本懐」を遂げた暁には思い出のまほろばで死ぬつもりだったんじゃないかなと思った
竜哉も竜哉で我孫子会を破門され、もうその後の「退路」を全て絶っているようにさえ見えた
どちらも結局復讐の為だけの人生で、そして30歳かそこらで死んでしまう人生だった
なんと儚い刹那的な人生なんだろう・・・


結子先生の幻が大人になった2人を褒めるシーンがあったけど、
正直結子先生が本当にいたらイクオと竜哉がこんな人生を過ごして、そして終えてしまったことを決して喜んだとは思えない
2人も結子先生が望んでいない事を承知でそんな人生を駆けきったのである
それはもう自己満足というよりはそれが2人にとっての生きる意味であり、「自己肯定」だったんだと思う


あれほど殺したくて殺したくて憎んでいた「金時計の男」である北川貴一郎・警視総監(中村橋之助)をついに追い詰めても結局殺さなかったイクオと竜哉
人間という生き物は天邪鬼なもので、1話で登場した石森(嶋田久作)や2話で登場した神谷=菅井直樹(尾上松也)のように必死に命乞いされれば殺したくなり、逆にこの北川のように全く命乞いも抵抗もせずに「殺せ」と言ってくる人間は殺したくなくなるという性質があるようだが、北川はそれを狙ったのかどうかはわからないが自ら決して自己保身に走ろうとせず、自分を殺すようにイクオと竜哉に迫り続けた


結局、北川が見せた「父としての愛情」を前にイクオも竜哉も殺意を削がれ、そして「終わったな」と涙して、悲劇的破滅へと流れていくのである
現実に警視総監・副総監が失脚し、首席監察官が射殺されるなどという事態が発生したら戦前・戦後含めて日本の警察史上最悪の大汚職事件であり、警察不信はもう止められないものになってしまうだろう
その割にはのんびりオムライスを食べながらテレビを見てるだけの橘・蝶野・三島の3人の様子はちょっと拍子抜けしてしまうものだった


でも蝶野や三島はベテラン刑事としての深さや中年の渋味みたいなものが存分に出てよかった
最後のシーンはこの2人も涙を流すくらいの演出があったほうがよかったかな
特にあれだけ部下思いの三島がちょっとあっさりしすぎてた気がする


美月はイクオを愛していたのは疑いようがない事実だったが、
最後イクオを静止することができなかった時点でその愛もイクオの人生ごと終止符を打つことになってしまった
あれは深町(ムロツヨシ/ムロボロス)が静止したのもあったが・・・
でも深町は邪魔せずに2人を病院に搬送したほうが良かったんじゃないだろうか
どっちみち竜哉は致命傷だったかもしれないけれど


それにしても臓器売買・・・
現実にあったら恐ろしい話である
孤児だったら何のしがらみもないからと人権も未来も奪って無理やり殺して臓器を提供させるなど・・・
那智(綾野剛)の心中は察するに余りある
ラストは那智は登場せず終わったけど、イクオと竜哉が共に死んでしまいどんな気分だったんだろう・・・
そういえば鷲尾(堀部圭亮)も最後の方はほとんど存在感もなくこの最終回も登場シーンすらなく終わったな


結局この一連の臓器売買事件に関わったものはほとんどが命を落とすことになってしまった
劉宗鉉 (山本學)は途中から登場しなくなったが彼が殺されなかったのはある意味奇跡
登場しなくなったのは殺されたからなのかもしれないが
ただ登場しなくなってからも竜哉はあそこで治療を受けていたからやっぱり生きてはいたのかな
ちなみに基曜子(シノラー)は原作では美月に依頼されてペンダントを調べてすぐに殺されちまってます・・・


北川はどこまで自供しどこまで罪に問われるか20年の年月もあり曖昧だが、
やはりそれでも死刑は免れないほど多くの命を奪ってきた
そこまでしたんだから「悪」に徹すればよかったと思うけど、
このドラマ版(アナザーストーリー)では善悪の立ち位置が曖昧であり、
自分の家族が皆殺しにされ過去など同情を誘う要素も多くなってしまって何となくトーンダウンしてしまった


怒っている相手にこちらも怒りで返せば激しい激突となるが、
怒ってる相手に平身低頭で接すれば相手の怒りは収まる
ケンカを避ける方法・クレーム処理の極意みたいなものを北川からは感じた


北川の息子は必死に父を守ろうとしていた
自らは殺人教唆ばかりで直接手を汚したのは結子先生を殺した時くらいだろう
それでも死刑は免れないんじゃないだろうか
ただあそこまでの立場になった人物ならどうとでも裏で手を回して減刑できるだろうけど
自分の家族を皆殺しにした男の娘と結ばれてイクオが生まれるなんて・・・
出会うだけでもすごいのに恋に落ちて、そして妊娠までするとか本当に神様のいたずらと言うべき奇跡的確率だ


ただ、臓器提供用施設でしかなかった「まほろば」に自分の子であるイクオを連れて行った北川は、イクオのことも憎かったんだと思う
自らの家族を殺した男の娘から生まれた子だから
イクオの母・龍崎美咲は病死とされているが、これも北川が殺したのかもしれない
どちらにしてもこのイクオと北川の「親子ゲーム」はドラマオリジナルストーリーで原作にはないものだけど


もしかしたら結子先生が龍崎美咲なのかも・・・
でも名前をそうコロコロ変えられないだろうしそれはないか
でも北川が結子先生の事を下の名前で呼び捨てにしていることとか、
結子が誰かと付き合ってるみたいな雰囲気出してたりとか、
北川と結子は不倫関係だったのかもしれない
いや、息子が何歳かわからないけど未成年かもしれないからまだあの時点では北川は独身かも


そういえば日比野の妻で美月の母は「美咲」という名前だった
もしかしたら北川の不倫相手を日比野は押し付けられたのか?
だからイクオの事も気にかけていたのかもしれない
どっちみちそのあたりは全然掘り下げられなかったから今となってはどうでもいいことかもしれないけど
そもそも原作にない展開だし


自らを狙撃させて腹を撃ちぬかせた北川
当然超一流のライフル技術を持った配下の者に撃たせたんだろうけど、
それでもほんのわずかに位置が狂えば出血は止まらず致命傷になっていたはず
思えばこれはイクオや竜哉の目から自分が逃れるための自己保身の行為だったが、
さすがに危険が高すぎるだろう
まーこのドラマは腹撃たれてもゾンビみたいに立ち上がって闘えるような化け物だらけだけど


とにかく壮絶なストーリーだった
もう続編は絶対にない終わり方だったけど本当に面白いドラマだった
原作にはないストーリーだしイクオの超人的身体能力もそれほど描かれずに終わった
逆に寧ろ竜哉は原作以上に強かった気がする
原作じゃあそこまで格闘派という感じでもなかったから


それにしても何度見てもイクオ・竜哉そして那智の子供時代を演じる子役たちは本当に生田斗真・小栗旬・ 綾野剛の子供時代にそっくりだった
どうやってあんなによく似た子役たちを集めたんだろうと毎回感心してしまうほどに


竜哉の結子先生への思いは母慕の情をもう超えていた
20歳くらいは年齢は離れていただろうが、竜哉の思いは完全に「恋」だった
竜哉の結子先生へに対する思いはイクオのそれよりも倍は強く感じた
イクオにとっては母親代わりだったんだろうけど、竜哉にとっては初恋の相手だった
家族であり初恋の相手
「初恋」と言ってもそれはとても深い愛情だった


そんなイクオや竜哉があんな悲劇的結末に終わってしまうのはやっぱり悲しい
30年の人生で幸せな瞬間などほとんどないまま終わってしまったように思える
臓器提供の為に殺された7人の子供たち同様か下手したらそれ以上にイクオや竜哉は辛い人生だったんだろう
はかない・・・
せつない・・・


格話視聴率は
1話 11.5%
2話 12.0%
3話 10.4%
4話 9.8%
5話 10.1%
6話 9.2%
7話 10.6%
8話 9.6%
9話 9.4%
10話(最終話)
全話平均 10.3%
何度か二桁を割ってしまっていた
出だしは良くて伸びていくかと思ったけど伸び悩んでしまったのは残念


それでもとても素晴らしいドラマでした
小栗旬のヤクザ役かなりカッコよかった


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ
前の1件 | - ウロボロス〜この愛こそ、正義。 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。