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限界集落株式会社 最終回 感想 [限界集落株式会社]

限界集落株式会社 最終回(第5話) 「畑のちから」 感想(あらすじネタバレ含む)
日本の過疎化農村・高齢化農村が現在進行形で抱えているテーマをエグり出したNHKの隠れた名作も今夜で最終回
1話から一貫してご都合主義的な展開はあったものの、それでも農業を取り巻く環境の厳しさ、そして高齢化・過疎化の問題の深刻さは十分に感じることができた
過疎化の農村に全く不似合いなモデル体型八頭身イケメンの反町隆史・谷原章介が描くコントラストも鮮やかに


鉄平(加藤虎ノ介)のミスは村=法人「トマリファーム」を存続危機に陥らせた
「金の成る木」になりつつあったもちきびの信頼を一気に失いキャンセルが相次ぐ
直営所も一気に客を失った
村全体で2000万円以上の損失を出してしまった
規模が大きくなっていただけに反動して損失額も大きくなる
そして短期間で急成長した会社ほど信頼を失うのもあっと言う間である


苦渋の決断として農薬使用野菜を有機野菜として出荷してしまった鉄平を切り捨てる苦渋の決断となる
しかし美穂(松岡茉優)は真っ向反発
村を思い村人全てを家族と思う美穂だがこの感情の入り方は鉄平に恋心を抱いているのではと思わせる
いつも身近で接してきてそのすごさを見てきた多岐川(谷原章介)に惚れる展開もあるのかなとは思ってたが
多岐川は妻子持ちだからそんな展開もなく・・・って結局離婚したのかなあれは?
その辺がオブラートに包まれてたからよくわからないけど・・・


とにかく美穂は鉄平を守ろうとする
当然正登(反町隆史)も最初は鉄平を守るために他に方法はないのかと多岐川に詰め寄る
しかし多岐川の「誰か他に反対した農家はいたか?」という質問に返す言葉もなく正登も鉄平を切る決断をする
美穂は正登も鉄平を守ろうとしたことは知らない
ただ多岐川に同調して「トカゲのしっぽ切り」に賛同したと誤解してしまっている
「村を会社に何てしなければよかったね」と涙ながらに訴える美穂・・・


前回逃げ出して人手不足を招き今回の事件を巻き起こすきっかけとなった三樹夫(渋谷謙人)が帰って来た
「畑の事がずっと気になっていた」と農家への情熱は冷めていなかった様子
しかし今回の問題で止村では研修生を預けられないということで研修生の生活支援が打ち切りとなっていた
それでも三樹夫や総合格闘家崩れの辰哉(蕨野友也)やオタクニート崩れの千秋’(前野朋哉)は皆農家としてこの村に残る事を決意する
小さな夢も見れないこんな世の中じゃ・・・POISON


そんな中、鉄平の父(平泉成)が脳溢血で倒れてしまう
マヒが残る可能性もある上に年齢的にもう農業への復帰は絶望的
鉄平は畑を売り払って別の生き方を探すことを口にする・・・


鉄平は正登が東京で客に文句言われながらタクシードライバーをしている間も大内家を支えてくれていた
正登が戻ってからも様々な逆風の中を正登や美穂の力になって協力してくれていた
そんな鉄平がここまで苦しむことになり正登も美穂もますます辛くなる・・・


そもそも若い力がない村の中で正登がいなくなった後は鉄平は唯一と言っていいい農業従事者の若者だった
そんな鉄平を切り捨てていいんだろうか・・・
正登も美穂もそしてなんだかんだで多岐川も苦悩する
多岐川は菅原(寺田農)に「金が全てじゃない」と言われさらに逡巡する
それにしてもさすがのベテラン俳優・寺田さんはとてもいい味出していらっしゃってさすがとしか言いようがない


そして運命の記者会見の日がやってくる
代表として鉄平の処分を読み上げようとする美穂は何度もその部分が口にできず噛んでしまう
するとここで正登を演じる反町隆史がこのドラマでようやく主役らしい存在感を示す時がついにやってきた!
これまでどっちかってと主役は寧ろ谷原章介か松岡茉優じゃないのかと言うほどいまいち存在感のなかった正登だが、ここで美穂の肩を叩き自らマイクを掴んだ


鉄平にはこれからも「トマリファーム」の一員として生産に従事してもらうとブチ上げる正登
当然マスコミからは揚げ足を取ることしか考えてないような性格の悪い質問が次々と相次ぐ
これはドラマだから脚色され入るんだろうけど何でマスコミって性格悪い人ばかりなんだろう・・・
とにかく正登はそんな意地悪で陰湿な質問から逃げない
「しかし世間はそれじゃ許しませんよ」という質問に対し、真っ向から「失敗を許せねぇ奴は農家じゃねぇ」と言い切る正登


「その判断が農業法人として命取りになるとは思いませんか?」とどこまでも意地悪く食い下がる糞マスコミ
「野菜で失った信用は野菜で取り戻します」と正登
「不正をした農家を見逃すんですか?」と過失なのにいつまでも「不正」と焚き付ける糞マスコミの質問が続く
「今の自分たちに大切なのは何よりも“人(仲間・担い手)”です」と毅然として言い切る正登
反町のカッコ良さも相まってこの会見を見ている女性視聴者がいるのであれば一気に正登の味方だろう(笑)
言いたい事も言えないこんな世の中じゃ・・・


現実問題、農家の中で若い力と言えるのは正登と鉄平と研修生の3人しかいない
他はアラセブ(アラウンド・セブンティー)の農家ばかりでは貴重な後継者となりうる鉄平を切れるわけもない
信用問題が絡んで売り上げは激減してもそれでも鉄平の存在は2000万円どころか億単位の価値がある


とは言うもののさすがにそれで以前のようなバブリーな集客や注文は戻らなかった
正登の「今の自分たちに大切なのは何よりも“人”」という言葉に感化され、役場に勤める真治(鈴木浩介)が村の空き家を活用しようと考えたこともあり村に移住する家族も現れた
その家族とは3話から登場していたダンカンファミリーだ
工場を閉めた後の2年間他の仕事もいくつかしてみたがやはり観光農園への想いを断ち切れず妻と娘を連れてこの村への移住を決意したのである


都会に住んでいるとわかりにくい感覚であるが過疎化が進む村にとって家族そろっての移住は、その自治体にとってはとても大きい利益があるのである
住まいを用意しても十分すぎるお釣りがくるほどのものだ
「人は財産」という言葉は過疎化の農村では本当に意味が濃いのである
東京の一極集中が問題化されている現在では東京からの移住を募る地方自治体が増えているのもその為だ


それだけダンカンファミリーの移住は止村にとって大きなものであり本当に嬉しい事なのである
なんていい人なんだ・・・ダンカンこの野郎!
ありがとうこの野郎!


正登と多岐川は3年目にして初めて一緒に酒を飲む
ようやくお互いの心を通い合わせた2人
多岐川は東京に戻りかつてのツテを当たって融資を取り付けてまたビジネス資金を獲得する
トマリファームにも徐々に注文が回復し始め直営所にも客が戻り始めてきた
大抵の事は時間が解決してくれるものだ
そもそも止村は「不正」をしたわけじゃないんだから


まだまだ止村の未来が明るいとは言えない
来年にもトマリファームは破たんするかもしれない
来年の収穫祭ができるかどうかも「さぁな」と答える正登の言葉にはそんな重みが込められている
それでも日本の農村が抱えるリアルタイムの問題点をわかりやすく伝える事が出来た素晴らしいドラマだった
観光農園にも利用者が戻り綺麗なハッピーエンドでドラマは終了

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あ~やっぱり反町カッコよかったなぁ
あんな感じにマスコミに向き合って矜持を口にするところなんてマジでPOISONだよPOISON
1997年に「バージンロード」ってドラマがあって最近そのドラマをまた見る機会があったんだけど、
もう反町めちゃくちゃカッコいいよ
結婚式の定番となった安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE」が主題歌になったドラマ
とにかくめちゃくちゃ反町カッコいいからもしあなたが今イケメンに飢えているならこのドラマ見てみ?


それにつけてもこれはもっと続いてほしいドラマだったなぁと思う
なんかめっちゃ物足りないんだよね
1月31日~今日までのたった1か月で駆け抜けるようにあっと言う間に終わっちゃったドラマだし・・・
まだまだいくらでも引っ張れる題材だったからなぁ・・・
続きが見たい


視聴率は・・・
第1話「父の帰還」:8.1%(1月31日)
第2話「多岐川の秘策」:6.5%(2月7日)
第3話「嵐」:5.7%(2月14日)
第4話「大逆転!幻の野菜」:6.6%(2月21日)
最終話(第5話)「畑のちから」:(2月28日)
・・・とこんな感じでした


第1話は結構高い数字だったんですがその後が伸びなかったですね
ちょっとご都合主義すぎる展開も多かったし、
そもそも結構大事なところをあっさり飛ばしちゃったりしてたからなぁ・・・
少し深く描いてほしかった場面が多い
正登が村に戻る決意をする経緯とかサラダ丼が出来上がるまでの経緯とか・・・


それでもテーマ的にも内容的にも素晴らしいドラマでした
NHKでないとなかなか描けないテーマですからね
特にこの最終回は本当に素晴らしいストーリーでした
湘南乃風による主題歌の「ロード」も爽快感たっぷりで冬なのに真夏を思わせる良い曲です
ちょうど1か月で終わってしまった素晴らしいドラマでした


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