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ふれなばおちん 最終回 ネタバレ [ふれなばおちん]

ふれなばおちん 最終回(第8話) 「恋と愛は違う」 ネタバレ(あらすじ感想含む)
夏(長谷川京子)は佐伯龍(成田凌)に「あなたの世界(家庭)を壊す」の略奪愛宣言を受ける
福岡に一緒に来てほしいとストレートに求愛してオーディションの日に答えを聞かせてと考える時間を与える龍
夏が家族を・・・ある意味「全て」を捨ててまで愛の為に生きることができるのか
ここまでの7話見てきてとてもじゃないけど夏はそんな性格じゃない
あまりにも無謀にしか見えない告白だった


オーディション当日
夏も龍に招待されてオーディションを見学していた
龍はオーディションで10年前の「青柳」のセリフを口にする
青柳は作中で1つ年上の若女将に片思いしていたのだ
「俺はあなたを幸せにできないけど、あなたは俺を幸せにする。あなたのいない人生なんか・・・いらない」と
夏の方を向いて明らかに夏に対しての「本心」としてこのセリフをぶつける龍


夏は涙で目がキラキラしながらそのセリフを聞いて感動している様子
しかしすぐに辛そうな顔になり会場を出てしまう
オーディションを終えて龍が夏を探しに来ると夏は河川敷の橋の下したで夕日を浴びて佇んでいた
龍は近づいて「夏さん」と声をかける
夏は龍の方を振り向いたが表情が曇ってまた川の方を向いてしまう
そのリアクションだけで龍は夏の「答え」を察したように切なそうな表情をする


それでも一応夏に「気持ち決まりました?」と聞く龍
そもそもそんな短時間で夏が愛する家族・・・特に子供たちを捨てる決心などつくわけがない
まーどれだけ時間を与えても絶対に決められないだろうけど


夏が「私・・・」と答えようとすると龍がそれを遮って「売れるって。今の俺なら逆に売れるって。地方で知名度上げて東京でブレークする可能性もあるって」とまさに「水曜どうでしょう」から全国区の人気者になった大泉洋のような青写真をプロデューサーに描かれたことを明かす龍


「だから夏さん、これでおしまい。いや、考えてみたらこれからって時にワケありの女連れていくことなくない?」といかにも無理して悪態をつく龍
しかしやはりすぐにたまらなくなって夏を抱きしめて「全部忘れる・・・あなたの・・・全部」と悲しそうな表情で伝えてから夏を放して去っていく龍


信近エリの挿入歌「君の声を」が流れ、夏は涙を流しながら「私といるとウソがつけないって言ったじゃない」とつぶやいて、さっきの龍の悪態が嘘であることを察していた様子
そして「泣くな、バカね」と自らに言い聞かして涙をぬぐって河原に佇み全て「水に流そう」とする夏
川の流れのように・・・


数日後、龍はもうどっかに引っ越したらしく義行(鶴見辰吾)が会社に返却する龍の部屋のカギを探していた
夏は壁のボードにかけてあると指さすが「これ3つなかったか?」と2本しかないカギを訝しむ
しかしなぜか意味深かつ美しすぎる小悪魔的な表情で何も答えない夏
ここで何か答えなきゃ不自然だろ(笑)


職場では若林(古畑星夏)が劇団東漢の壮行会に・・・厳密には龍の壮行会に行きたいからと有給を申請する
義行は書類にサインと捺印をしながら「若林さんは(龍と一緒に福岡へ)行かないの?」と突っ込んでみる
夏や莉絵(戸田菜穂)が家族を捨てて愛を取るかという決断を求められるだけでなく、独身の若林まで職を捨ててまで愛を貫くことを求められるなんて、このドラマはつくづく愛の為には何かを犠牲にすることがテーマらしい


若林は「俺と一緒に行ってくれって言われたら行ってましたけどね。残念ながら・・・私じゃなかった。だったら行けませんよ」と切なそうに答えて去っていく
その後姿を何か思いながら見つめる義行に総務部の女性がやってきて返却された龍の部屋のカギはやはり3つあったとのことで1本足りないと指摘され、やはり1本足りないことを知る


義行が社宅に戻るとちょうど夏が空き部屋になった龍の部屋にその「さいごのカギ」を使って入って出てきているのを目撃してしまう
慌てて隠れた義行だが、夏がカギを1本隠し持っていて、龍の部屋に入って何かをしている事を知り、いよいよ妻の不倫から目を背け続けることができない状況になった義行


その日の夕食
義行は劇団東漢の壮行会に行かないのかと優美香(山口まゆ)に問われるが仕事で行けないと答える
そもそも義行と劇団東漢はほとんど交流もないし行っても浮くだけだろうしまして龍のことがあれば行くわけない
部屋の引っ越しで少し交流があった真樹夫(篠田涼也)はともかく優美香や良(下田翔大)が行くのも変だし


義行は夏を意味深な表情で見つめる
ビールグラスを傾けていた夏は何かを察して焦点の合わない表情でその目線をそらす
「(龍に)よろしく言っておいて」と告げる義行
焦点の合わない目だがそれがそれでめちゃくちゃ美しい長谷川京子が「うん・・・」とだけ答える


劇団東漢の壮行会「俺たち福岡に行っちゃいます会」当日
やはり明らかに場違いな子供たち3人(優美香・真樹夫・良)を気遣って「大丈夫?退屈してない?」と優しく声をかけるイケメンお兄さん的な龍
そこで夏は熱を出して来られないと伝えられるがそんな都合良く熱が出るわけないし明らかに仮病・・・


夏はまた「さいごのカギ」を使って龍のいた空き部屋にこっそり忍び込んで龍のいた空間の余韻に浸っていた
やはり熱が出たなど仮病だった
「ダメだこんなんじゃ・・・行かなきゃ」とふんぎりをつけて龍の部屋から出ようとしてドアの前に立つ夏
しかし・・・ドアの向こうに絶対誰かいる感ハンパない(笑)


ドアの向こうにいるのは義行かと思ったがまさかの龍だった
おそらく夏の看病がてら壮行会を抜け出して最後の別れでも告げに来たんが夏は留守だったという経緯だろうが、なぜなく鍵もないのに入ることができない自分の部屋の前に立っていたのか・・・?
なんか入ろうとしてたしカギかかってないとでも思ってたのかな?


夏は龍がいなくなってから龍の部屋に入って毎日座っていると明かして「鍵まで盗んで」と「さいごのカギ」を龍に見せていたずらっぽく笑う表情がめちゃくちゃ可愛いハセキョー
龍はそんなハセキョー・・・じゃない夏を壁ドン(死語か?)して「たまらない・・・そういう事できんじゃん」と艶っぽい声で迫る


「女だから・・・」とますます色っぽい表情になって返す夏
龍は「そう言ったでしょ、最初に」と言って、あの時同様にまたキスをしようとする
しかし夏はそれをかわして「ちょっと、そういうんじゃないの。違うんだってば。やめてよ」と逃げ惑う
龍は「あのさ~本当に怒るよ」と振り回されて苛立つ
夏は「好きになったから。あなたのように気持ちちゃんと伝えればよかったって。言わないのはズルい」と語る
そして「私・・・あなたのことが好きになりました」と今更龍に「告白」する


しかし「でも私の“好き”という気持ちのその先にあることはどんな事があってもダメで、だったら私はこの気持ちを胸の中に押し込んで絶対にしまっておかなきゃいけなかった。でもできませんでした。離れてしまう前に伝えたいことがいっぱいあるんです。あの橋の下で何も言えずに別れてから、あなたに話したいことが泡みたいにどんどん膨らんで、頭ん中パンパンになって・・・」と心のうちを明かす夏
そしてめちゃくちゃ美しい表情で笑みをたたえて振り返る長谷川京子
「芝居・・・頑張ってくださいね。あなたならたくさんの人に好かれて認められる。ずっと応援しています」と告げる


このシーンの長谷川京子があまりにも美しくて美して思わず見とれてしまった
元々美しいんだけどこの日は特にコンディションめちゃくちゃよかったんだろうね
そして体に気を付けてとか酒飲みすぎるなとか言った後、少し溜めて「女の人とは・・・ちゃんと付き合って。素敵な人を見つけてね」とさらに美しいハセキョースマイルで告げる夏・・・


龍な涙ぐみながら聞いている
そして最後に「青柳のセリフ、最高だった。あなたの口から聞けて嬉しかった。ありがとう、いろんな思いさせてくれて。苦しかったけど・・・でもやっぱり好きっていう気持ちは胸の中にほんの小さくあるだけで信じられないくらい熱くって・・・」と戸惑い、悩み、怒ったり嫉妬したり・・・そして何より心がときめいた日々を明かす夏
そして「あなたが私を幸せにしてくれました」と青柳の「俺はあなたを幸せにできない」を否定する言葉を投げかける夏


龍は夏を抱きしめて涙を流す
しかしそこで若林から龍に着信が入り、優美香に電話をしていま夏と龍が壮行会の場にいないことを知った義行が龍の空き部屋で「逢引」してると察知して社宅に向かっていてすぐにでも到着する事を知らされる


義行はずっと夏の不倫の香りを察知していたが自分を押し殺してその事を荒立てたり問い詰めたりしなかった
しかしついに「限界」だったんだろう
前回、悪徳店長の伊丹(山本浩司)に散々罵られても怒りを見せなかったほどの義行が怒りに満ちた表情で龍の部屋に迫ってきた


義行は龍の部屋のベルを何度も乱打する
中にいることを確信しているかのように
龍は夏をベランダに出して「絶対に出てくるなよ」と強く言う
そしてドアを開けると義行は「うちのをどこに隠した?」とあちこち探すがベランダにまで意識は回らない様子
そして義行は龍を殴る
「たとえお前とどうこうなってもな、あいつはお前を選ばないし、俺はあいつを渡さない」と激昂する義行


龍は「課長言ったじゃないですか、奥さんのことそんなことできる人じゃないって。何もないですよ!いや、俺の方はありましたよ正直言うと。でも奥さんの方は全然・・・。あの人の頭の中にはいつでもあなたがいて子供たちがいて絶対消えない!あの人は家族のもので、俺にはどうすることもできない。悔しかったっすよ!何で信じてやんないんすか。俺には渡さないって自信あるんでしょ?だったら信じろよ!」とこちらも激しくやり返す


そして落ち着きを取り戻した龍は、夏から受け取った「さいごのカギ」を差し出して「1本、ポストの中に入れっぱなしだったのを思い出したんすよ。あとでお宅のポストに入れておきます。いろいろお世話になりました」と義行に告げる
ただこの嘘は苦しすぎるだろう
義行は既に夏がこのカギを使って龍のいた空き部屋に入るのを見てしまっている
ポストの中に入れっぱなしだったのを夏が知っていて部屋の確認に入っていたと都合良く解釈するだろうか


だが義行はそう都合良く解釈したのか、家庭を壊さない為に「そういうこと」と無理やり納得したのか冷静さを取り戻し、「顔大丈夫か。本当に・・・悪かった。元気で」とこわばった表情のまま告げて部屋を去る
そしてベランダから部屋に入って来た夏に義行からすぐ着信が入る
龍は「(電話に)出て。精一杯嘘ついて、最後まで(家庭を)守れ!」と叱咤する


夏は電話に出て「熱が下がって体調が良くなったから優美香たち迎えに行くついでにご挨拶に行こうと思ってお土産買ってたら遅くなっちゃった。お父さんは?まだ会社?今日は遅いの?」とこんな動転しているような状況ですばらしい頭の回転を見せてかなり上手い嘘をつく
だがその通話中に龍がカギを置いて部屋を出ていってしまい最後の方は露骨に涙声でこれじゃバレバレだろ!


だが義行はそんな涙声の嘘も、龍の「鍵をポストに入れっぱなしだった」という嘘も全て信じたようで、家庭は守られた様子
義行は以前からちょっと頭が弱いんじゃないかと思われるフシもあったが、案外真実に気づいていてもそれを黙殺することを選んでいるのかもしれない
前回、伊丹に夏の不倫を暴露されても「それが真実かどうかはどうでもいい」と家庭を守ることを優先したし、その後もそのことを全く蒸し返そうとしなかったくらいだから・・・


だが、ずっとずっと我慢していたが義行だってやはり人間
今度ばかりは耐えきれなかったんだろう
だから仕事中だってのに龍の部屋に突撃して龍を殴ったりしてしまったんだろう
取り乱してしまったからなのか最後は龍にかける言葉もぎこちなかったくらいだから


莉絵は莉絵でやはりかけおち相手の店長と結婚するらしい
いつまでたってもその駆け落ち相手が登場しないし狂言不倫かとも思ったがやはりガチだったご様子
結局第1話にしか登場しなかった亘(菅原大吉)と良の親権を争って調停中だが多分負けると覚悟してる莉絵
「恋」ではなく「愛」を貫くためには全てを失ってしまうことを身をもって示しているかのよう


莉絵は散々夏に不倫を焚き付けておきながら、龍と別れた夏が元気がないことを指摘してそれは「泣いてないからだ」と言い張る
夏は確かに橋の下でも「泣くな!バカね」と自らに言い聞かせて涙をのみ込んで泣き崩れたりはしていなかったが、やはり一度ワッと思い切り泣かないとスッキリしないもんなんだろう
「私には泣く権利なんてない」と夏はわけのわからないことを口にする
自分が泣くのに権利も何も関係ないと思うけど


莉絵は「そんなことないよ。恋をしたんだから。恋をして、それをなくしたんだから泣いていいのよ思いっきり。てゆーか泣かなきゃダメよ」と今度は大泣きすることを露骨に焚き付ける莉絵
kōkua(コクア)の主題歌「黒い靴」が流れる中、夏は莉絵の挑発にまんまと乗せられて下の名前も知らない程度の関係でしかない莉絵に抱き着いて大泣きする
莉絵は散々泣くことを煽った責任感からか号泣している夏をしっかり抱きしめてあげるが、ここどこかのオフィス街の中で普通にリーマンがうろちょろしてる状況なのにこんな大泣きしたらめっちゃ目立ってしまうのでは・・・?


それにしても戸田菜穂太ったなぁ
かなりぽちゃぽちゃしちゃってる
少しぽっちゃりしたほうが可愛くなるタイプもいるけど戸田菜穂はキリッと痩せてないとダメなタイプだな


そしてさらに月日が経過
泣いてスッキリしたのか夏の表情にもすっかり明るさが戻った
義行ももう不倫のことで気を揉むことはなく以前の温厚な表情に戻っていた


平凡で平和な日常に戻った夏は「やっぱり恋と愛は違う。私の短い恋は二人だけであった夜が2回、キスが2回・・・たったそれだけ」と心の中でつぶやき、しっかり回数を数えてたご様子
「たとえどこかでまた巡り会えたとしても、もうお互いを想うことはないだろう。でもきっと甘い記憶や、小さな熱の痛みは消えることなく身体に残る。恋ってそういうものだ」と深い言葉を自らに刻み付ける
そんなもんなのかね
このあたりは男にはなかなかわからない感覚ではある


そして「黒い靴」が流れ終わった後、ふろふき大根でも作ってるのか大根の皮をむいていた夏のスマホに着信が
最終話で、主題歌が流れ終わってから入る着信だ
これは間違いなく「何か」あるぜ?


発信してきたのは龍じゃなく若林だった
なぜここで若林が?
まさか龍にフられてレズに走って夏に告白する気か?


しかしそんなくだらない妄想を吹き飛ばす衝撃的な結末(ストーリー)が待っていた・・・
・・・
「今、福岡の病院から連絡があって、佐伯くんが」とまで言った若林の声の後、夏の愕然とした表情に切り替わってその後若林が何を言ったかは描かれなかったが、スマホを落として崩れ落ちる夏を見れば察しはつく


さらに追い打ちをかけるように、オーディションで龍が夏に向けて放ったセリフが再度流される
「あなたのいない人生なんか・・・いらない」と
これを挿入した以上・・・龍は病死でも事故死でもない・・・博多で自殺したと考えるのが自然だろう


まさかのバッドエンド
最後の最後でテーブルをひっくり返すかのような衝撃の結末でめっちゃ後味悪くこのドラマは終了
う~ん・・・なんだかいろいろと・・・

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なぜ龍は死んだのか?
確かに夏との恋は実らなかった
そもそも最初から実るはずのない恋だった
夏が家族を捨ててまで新しい男との人生に賭けるなんてことできるわけがない
それはおそらく龍だってわかっていただろう
そもそも子供を産めば大抵の女性は夏のように家庭・・・特に子供を捨てることなどできないのが当然だろう


龍は夏に一緒に福岡に行ってほしいと告げた
しかし半ば断られることはわかりきっていたのではないだろうか
龍ほど聡明なならそれくらいわからないとも思えない
ならば「想定の範囲内」のことだったはず
だったらなぜ・・・
なぜ龍は自殺をしたのか・・・?


龍の前途(未来)は明るかった
「第二の大泉洋」としての人生が開けていたようなものだった
ましてどこに行っても女性たちにカッコいいとキャーキャー言われる夢のようなルックス
それでいて同性からも好かれていて人望もあるようで理想的なスペックである
その上頭も良いし仕事もできるんだから
このオレが龍だったら生きて生きて生きまくってやるけどなぁ~


「世界が佐伯龍の前に平伏す」とまでは言わないけど
それでも龍は「決して死ぬ理由がない」のに死んでしまった
龍のスペック・状況でも自殺してしまうなら世の中の男性の大半は自殺しなきゃいけなくなってしまう
言ってしまえば「それで死んじゃうならこっちだって死にたいわ!」って言いたくなる男性はたくさんいるだろう
それでもみんな歯を食いしばって必死に生きているんだ
生きなきゃいけないんだ


それか頭が良すぎるのもダメなのかな
芥川龍之介も太宰治もそうだったし・・・
名前の一部が「龍」で同じということもあるし「将来に対する唯ぼんやりとした不安」でも抱いていたのか、あるいは太宰みたいに女性と心中するほど「愛」に生きるロマンチストなのか・・・?


つまり龍の夏への想いは「恋」ではなく「愛」だった
龍は軽はずみで身体だけの関係を求めて年上の主婦に手を出したんじゃなく、「命がけ」の愛だったということか
そもそも龍が夏を好きになるプロセスがこのドラマではそれほど掘り下げられていないのだ
それまで夏のことなんとなく「面白い」と思っていた程度だったのに突然「あなたは女だ」とか言ってキス
あまりにも唐突すぎる
しかもそんな唐突に赤の他人にキスされてもビンタもしなけりゃ警察に訴えない夏もすごいけど・・・


だから龍の感情の経緯はいまいち不明瞭だけど、龍は夏を命がけで愛して、本気で「略奪愛」する気だった
が、やはり断られてしまいその喪失感から「夏のいない人生なんて・・・いらない」と自ら人生を投げ出してしまったということなんだろうか・・・?


ただ、龍ほど頭が良ければそんなことをすれば逆に夏を苦しめることくらいわかるはずだ
最後の夏の動揺ぶりを見ているとあれじゃ子供たちや義行が帰って来てもとても平静を装うことはできないだろうし、せっかく沈静した義行の感情も再び蒸し返されてしまうだろう
自分が死ねば夏が悲しむということをわからない龍だとは思えない


その気になればすぐにでも恋人なんてできそうな男だったら誰もが羨ましいと思える状況の龍
若林ほどの美人も龍がその気になれば大切な仕事を捨ててでもついて来てくれるほどだった
役者として成功する道も既に開け始めてきている
夢は実現するまでの過程が一番楽しいと言う
それを実現してしまうと途端に冷めてしまうものだと
そう考えると龍は人生で「一番楽しい時」に命を絶ってしまったということにもなるわけだ・・・


・・・と、あれこれ考察してみても、小田ゆうあ先生の原作を見てみると何のことはない
龍は交通事故で死んだというオチだった
ただ原作では夏は龍が死んだことを知らずに終わっている
そもそも原作はこのドラマと大分ニュアンスが違うし龍もやはり29歳相応のもっと大人の雰囲気だ
若い成田凌くんを龍役(若林役の古畑星夏もだけど)にキャスティングしたのはやはりムリあるなぁと思った
しかも原作じゃ義行が夏に女らしさを取り戻してほしいから龍に夏を誘惑するようけしかけた経緯である


でもそーゆー夫婦っているよね
実際に見たことある
夫の方が妻に若い相手と不倫できるなら逆に女として見直してやるからしてみろと言い放つ
それもどうなのかなと思うけどね・・・


ただこのドラマに関しては最後に龍の「あなたのいない人生なんて・・・いらない」を挿入したことから、明らかに龍は自殺したと思わせて終わらせようとした意図は感じる
確かに事故死じゃ唐突すぎるしドラマ性もないから敢えて若林の言葉を夏のドUPで伏せることで「いろいろな解釈が可能」という昨今のドラマでよくありがちな「白黒はっきりつけない」結末にしたようで


夏も夏で、原作・ドラマ共に肉体関係までは至らず最後の一線だけは越えなかった
しかし完全に龍に心を奪われていたのは明らか
いくら肉体関係がなかったから・・・仮にキスさえもしていなかったとしてもあそこまで完全に心を奪われたらそれはもう肉体関係の有無は関係なく「家族(特に夫)への裏切り」に他ならない


特に義行は稼ぎはあまり良くないようだけど、思慮深く忍耐深く家族思いで、まして演じているのがオトナのシブさ全開の鶴見辰吾となればかなり「理想の夫」に近いものがあり、この夫がありながら不倫するなんて言ったら龍の自殺同様、世の大半の既婚者女性は「あの夫で不倫するならウチはどうなるの?」という感情を抱いてしまうのではないだろうか?


最終回でついに取り乱した姿を見せてしまったのは少し残念だたけど、それだって夏への愛の強さからと思えばさらに魅力的なシーンだったと考えることもできる
世の中不倫やらDVやら育児放棄やら家事の押し付けやら「ダメ亭主」の事例は枚挙に尽きない上に、外見的にも鶴見辰吾みたいに良い歳の取り方をできる男性は少なく、大抵は残念な歳の取り方をして容姿も崩れる
それらを勘案すれば義行ほどの夫なんてかなり「優良物件」と言えるだろうし、あれくらいの夫なら多少稼ぎが少なくても幸せな結婚生活を続けられるんじゃないんだろうか


なのに夏はそんな「理想の夫」であり「優良物件」の義行を裏切ったのである
原作みたいに義行が龍をけしかけたわけでもない(冗談で「あんなのでよかったらどうぞ」とは言ったが)
義行に何も不満があったわけでもないにも関わらずだ
ましてパート先での伊丹とのやり取りでは惚れ直してもおかしくないほど義行はカッコよく懐の深さを見せた
それなのにいきなり勝手キスしてきた男に「私はあなたのことが好きでした」とか言ってる夏もどうかと
夏の性格的に罪悪感や後ろめたさは尾を引くだろうしそう簡単に割り切れるんだろうか・・・?


そういえば最後まで夏は龍のことを「龍」って下の名前で呼べなかった
そもそも上の名前でもほとんど呼んでいない
二人称は主に「あなた」だった
莉絵の名前も知らないまま友達付き合いしていた夏
年下の龍に対しても半分は敬語で話していた
夏のような性格だとこんな感じになるなと妙に納得


「敬語使わなくていいですよ」と言ってもどうしても敬語で話してしまう年上って実際にもよくいるし
年下相手でも呼び捨てはもちろんあだ名や「君」付けで呼ぶこともできなかったり
女性どころか男性だってそんな性格は結構いるからね
そのような性格の持ち主はやっぱり自分を大切にするし家族も大切にする
家族を壊して子供たちを捨ててまで不倫に走るなんてことできるわけがないんだよね
いくら龍がイケメンだからって深夜こっそり会いに行くことさえしないだろうし


夏の言葉遣いや龍への接し方を見てて妙に役作りがリアルだなと感じてしまった
逆に龍が夏のことを「ちゃん」付けで予防とした時も「さん」で呼ぶよう言ったり
ある意味「距離を置いてしまう」性格なんだろうけど
ドラマで歳の差カップルものになると年上女性は年下男を子供みたいに接する関係ばかりだけど
現実はそうじゃない
いくら年下でもやっぱり敬語使って呼び捨てや「君」つけができない女性もかなり多いから


そんな感じであれこれと妙にリアルな部分も多いドラマだったけどいろいろモヤモヤする決着ではあった
ただ大抵の不倫ドラマみたいにすぐにホテルやベッドに一直線みたいな下品な展開じゃなく、ある意味「プラトニック」な不倫というテーマは斬新だった


そういえば奇しくもちょうどこの2年前のこの夏クールにBSプレミアムで放送されていたドラマ「プラトニック」の最終回も堂本剛が演じた「青年」(なんと最後まで役名無し)が年上の恋人(中山美穂)との愛を貫くために敢えて自ら暴漢に刺されて死ぬという結末だった
あの作品はこのドラマほど年齢差はないし、死ぬ経緯など違いはあるけどなんとなく「BS色」を感じる結末


そういえば最後まで莉絵の名前聞こうとしなかったね
下の名前も知らない程度の相手に「バレたら破滅」な不倫話をあれほど詳細に打ち明けるもんだろうか
それが一番見ていて気になった部分でもあった(笑)



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